ホンダZR-Vに興味があるけれど、「売れてないらしい」「ダサいって評判を見た」と不安に思っていませんか?
本記事では、ZR-Vの販売状況や“ダサい”と評価される理由を客観的に分析。さらにデザイン評価やライバル車との比較、最新の納期・受注状況まで網羅的に解説します。
後悔しないために、ZR-Vの真の魅力と注意点を一緒に見ていきましょう。
画像引用元 : ホンダ公式サイト
ZR-Vは本当に売れていない?販売台数の推移と評価
ZR-Vの販売台数は2023年の平均で月1,700台前後。ホンダのSUVとしては中堅クラスのポジションですが、販売ランキングで上位を占めることは少なく、売れ行きが伸び悩んでいると感じるユーザーもいます。
しかし一方で、ZR-Vは高級感と静粛性を重視したモデルであり、万人受けするタイプというよりは「通好み」のSUVともいえる存在です。
販売台数の推移(月間平均)
年月 | 平均販売台数 | 備考 |
---|---|---|
2023年上半期 | 約1,700台 | 競合よりやや少なめ |
2023年12月 | 約3,000台 | 一時的な回復傾向あり |
2024年3月 | 約2,500台 | 安定推移 |
「ダサい」と言われる理由とデザイン評価の実態
ZR-Vが「ダサい」と言われるのは主に外観デザインの独自性が強いためです。特にフロントマスクやリアの丸みを帯びたシルエットに対して好みが分かれる傾向があります。
とはいえ、海外市場では上品で洗練されたデザインと評価されており、「日本では好みが分かれるが、実は欧州基準の洗練さを重視している」という側面もあります。
ZR-Vのデザイン評価まとめ
- グリル形状が欧州風で斬新だが賛否あり
- リアが柔らかくSUVらしさに欠けると感じる人も
- 高級感ある内装・細部仕上げは高評価


画像引用元 : ホンダ公式サイト
ZR-Vの受注状況と納期の最新情報
ZR-Vの納期は、2025年4月時点で約1〜5ヶ月とされています。ただし、ハイブリッドモデル(e:HEV)や特別色・内装仕様を選んだ場合は、さらに納期が延びる可能性があります。
人気の高いオプションを選ぶと、納車まで半年以上かかるケースもあるため、購入前にディーラーで最新情報を確認するのが確実です。
ライバル車との比較|ヴェゼル・カローラクロスとの違いは?
ZR-VはミドルサイズSUV市場でヴェゼルやカローラクロスとよく比較されます。以下の表はそれぞれの特徴をまとめたものです。
ZR-Vとライバル車の比較表
車種 | 特徴 | 価格帯 | 燃費(WLTC) | サイズ感 |
---|---|---|---|---|
ZR-V(e:HEV) | 高級感・静粛性重視 | 約3,200万〜 | 約22km/L | 全長4,570mm |
ヴェゼル | デザイン性・使い勝手重視 | 約2,500万〜 | 約25km/L | 全長4,340mm |
カローラクロス | 実用性と燃費のバランス重視 | 約2,400万〜 | 約26km/L | 全長4,490mm |
ZR-Vはどんな人におすすめ?
ZR-Vは以下のような方におすすめです。
- 街乗り中心で静粛性や高級感を求める人
- 他人と被らない車を求めるこだわり派
- 安全装備が充実したSUVを選びたい人
一方で、価格重視や室内の広さ重視の方にはやや不向きな面もあるため、ライフスタイルに応じた比較検討が重要です。
実際にホンダZR-Vを試乗してわかった“走りの質感”とリアルな印象
e:HEVの滑らかな加速は「静かすぎて怖い」ほど
ZR-V(e:HEV)に試乗してまず驚いたのは、発進時の静けさと加速の滑らかさでした。
エンジンがかかっているのか気づかないほどの無音状態から、アクセルを軽く踏み込むと、モーターの力でスッと前に出るような自然な加速感が味わえます。
「ガソリン車には戻れないかも」と思えるほどの静粛性は、まさにハイブリッド車の醍醐味を体現していると感じました。
走り出してからもエンジンの介入はごく自然で、モーターとエンジンの切り替えを意識することなく、ストレスのないドライブ体験ができます。
特に市街地や信号の多い区間では、モーター走行が多いため、非常に快適。停止と発進を繰り返すシーンでも、車体が前後に揺れるような“ツッコミ”や“引っかかり”を感じません。
高速道路でも安心感が高い、どっしりとした安定性
試乗では高速道路も走行しましたが、ZR-Vは中型SUVとは思えないほどの安定性を発揮してくれました。
ステアリングの応答性が良く、ハンドルを切ったときのロールも少なく、**クラス以上の「落ち着いた走り」**が楽しめます。
風の巻き込み音も抑えられており、ロードノイズも非常に少ないため、運転中の会話も自然にできるレベル。
運転しているこちらも、乗っている同乗者もストレスを感じにくいという点は、ファミリーカーとしての資質も十分だと感じました。
室内の質感と使い勝手は“上級志向”。ただし、注意点もあり
インテリアに関しても、ZR-Vは明確に「ワンランク上の質感」を狙ってきている印象です。
シートの座り心地は柔らかすぎず硬すぎず、長時間座っても疲れにくい設計。
メーター表示やインフォテインメントディスプレイも視認性がよく、ナビやオーディオの操作も直感的に行えます。
ただし、後席の足元スペースや荷室容量はややタイト。
例えばゴルフバッグを積む、キャンプ道具を複数人分積む、といった用途では、「もう少し広ければ…」と感じるシーンもあるかもしれません。
この点は、同クラスのカローラクロスやCX-5あたりと比較して検討すべきポイントです。
総評:静粛性・質感重視の人には“刺さる”一台
ZR-Vは、スポーティさやトルク感を前面に出したSUVではありません。
しかし、静粛性・質感・走行の安定性を重視したい人には非常におすすめできる一台です。
とくに街乗り中心の方や、同乗者の快適性を大切にしたい方、長距離ドライブが多い方には、試乗してその良さを体感する価値があります。
よくある質問(FAQ)
まとめ|ZR-Vの真の魅力と選び方
ZR-Vは万人受けするSUVではないかもしれませんが、静かで高級感ある走行フィーリングや個性的なデザインを求める人には非常に魅力的な1台です。
売れ行きや評価に惑わされず、自分の価値観に合ったクルマ選びをしましょう。