日産キックスがひどいと言われる理由7選【オーナーが語る欠点と本当の評価】

「日産キックスはひどい」「キックスを買って後悔した」という声がネット上に多く見受けられます。2020年6月に登場した日産キックスは、e-POWER専用の小型SUVとして注目を集めましたが、一部のオーナーからは辛辣な評価も出ています。

この記事では、キックスがひどいと言われる具体的な理由を7つ取り上げ、実際のオーナー目線で検証します。購入を迷っている方、すでに乗っていて不満を感じている方、どちらにも役立つ情報をお届けします。

目次

日産キックスの基本スペックとポジション

まずキックスの基本情報を確認しておきましょう。

項目スペック
全長×全幅×全高4,290mm×1,760mm×1,605mm
パワートレインe-POWER(1.2Lガソリン+モーター)
駆動方式2WD(FF)のみ
燃費(WLTCモード)21.6km/L(2WD)
システム最高出力129PS
車両本体価格275.8万円〜305.8万円
ライバル車ヤリスクロス、ヴェゼル、C-HR

e-POWER専用車という個性的なポジショニングですが、その特性が「ひどい」という評価につながっている部分もあります。

日産キックスがひどいと言われる理由7選

①4WDが設定されていない

キックスはFF(前輪駆動)の2WDのみの設定で、4WDモデルが存在しません。これがSUVに求める機能と大きなギャップを生んでいます。

「SUVなのに4WDがないのはおかしい」「雪道や悪路に対応できない」という批判は多く、特に雪国在住者や本格的なアウトドア用途を想定していたユーザーからの失望は大きいです。SUVを選ぶ理由の一つが4WD性能であることを考えると、この設定は大きなマイナスポイントです。

対処法:雪道や悪路走行が必要なら、ヤリスクロスやCX-30など4WD設定のあるコンパクトSUVを選ぶべきです。都市部での使用メインであれば、2WDでも十分実用的です。

②価格が高い(コスパが悪い)

キックスの車両価格は275.8万円〜305.8万円と、コンパクトSUVとしては高めの価格帯です。同セグメントのライバル車と比較すると、装備内容に対して割高感を感じるオーナーが少なくありません。

車種価格帯4WD設定
日産キックス275〜306万円なし
トヨタ・ヤリスクロス200〜285万円あり
ホンダ・ヴェゼル237〜340万円あり(e:HEV)
トヨタ・C-HR271〜340万円あり(一部)

ヤリスクロスと比較すると最大75万円以上の価格差があり、「なぜキックスをこの価格で買う必要があるのか」という疑問も生じます。

対処法:値引き交渉の余地を確認すること。キックスは比較的値引きが取りやすい車種です。また、残価設定ローンを活用することで月々の負担を抑えられます。

③内装のチープ感・質感の低さ

価格帯に対してインテリアの質感が見劣りするという意見が多く見られます。ダッシュボードのプラスチック感、シートの硬さ、内装カラーの選択肢の少なさなどが批判の対象になっています。

「300万円近い車なのにこのチープさはない」「ライバルのヴェゼルと比べると格が違う」という声は購入後のレビューでもよく目にします。見た目のデザインは好評でも、実際に乗り込んだ時の質感に失望するケースが多いです。

対処法:購入前に必ず試乗して内装を実際に確認すること。シートカバーやインテリアパネルの交換など、アフターパーツでの質感向上も可能です。

④荷室が狭い・使い勝手が悪い

キックスのラゲッジスペースは304Lと、コンパクトSUVの中では標準的ですが、e-POWERシステムの搭載によりフロア下収納がありません。また荷室の形状がやや使いにくいという意見もあります。

ベビーカーやキャンプ用品を積もうとすると「もう少し広ければ」と感じる場面が出てくるようです。同クラスのヴェゼルのラゲッジ(404L)と比べると約100Lの差があり、積載量を重視するユーザーには物足りなさを感じることも。

対処法:ルーフキャリアやラゲッジネットの活用で積載量を補える部分もあります。荷物が多い場合はルーフボックスの取り付けも検討を。

⑤走行音・ロードノイズが大きい

e-POWERモデルはエンジンが発電のみに使われるため基本的に静粛性が高いはずですが、キックスはロードノイズや風切り音が比較的大きいという指摘があります。

特に高速道路走行時に「思ったより静かでない」と感じるオーナーが多く、同じe-POWERを搭載するノートやセレナと比べてもノイズ対策が不十分という声が聞かれます。

対処法:デッドニング(防音対策)施工をカーショップに依頼することで改善が可能。費用は5〜20万円程度ですが、乗り心地が大幅に向上します。

⑥マイナーチェンジ・モデルチェンジの遅れ

2020年発売以降、キックスはFMC(フルモデルチェンジ)もマイナーチェンジもほとんど行われていません(2024年時点)。ライバル車が次々とアップデートされる中、装備面での陳腐化が目立ちはじめています。

プロパイロット(日産の運転支援技術)は搭載されていますが、最新の安全技術や車載インフォテインメントシステムのアップデートが遅れているという批判もあります。「買った途端に型落ち感が出てきた」という声も。

対処法:購入タイミングを見極めることが重要です。新型や大型改良の噂が出ているなら待つ価値あり。現行モデルで納得できるなら現時点でも十分な性能を持っています。

⑦ボディカラーの選択肢が少ない(2トーン必須感)

キックスは2トーンカラーが特徴の一つですが、「シンプルな単色でいい」というユーザーには選択肢が限られます。また、人気カラーの生産待ちが長い時期もあり、「欲しい色がなかなか手に入らない」という不満も。

さらに2トーンカラーを選ぶと追加費用(約3.3万円)がかかるため、「色を選ぶだけでオプション費用がかかる」という点を不満に感じるオーナーも一定数います。

対処法:2トーンの差額3万円程度は車両価格から見れば小さいですが、嫌なら単色モデルを選ぶことで回避できます。在庫車を狙えば待ち時間も短縮可能です。

キックスの良い点・オーナーが満足している部分

批判的な声を紹介しましたが、キックスには多くの満足ポイントもあります。

  • e-POWERの走行感が優れている:ワンペダルドライブや力強いモーター加速は一度乗ると手放せないという声が多数
  • 燃費が優秀:実燃費18〜22km/L程度と、SUVとしては非常に優れた燃費性能
  • 個性的なデザイン:国内外で評価が高いスタイリングは所有満足度に直結
  • プロパイロット搭載:高速道路での運転支援が充実しており長距離ドライブが楽
  • 後席の快適性:頭上空間と足元スペースが広く後席の居住性は高評価

キックスが向いている人・向いていない人

向いている人向いていない人
都市部・平地メインで乗る人雪道・悪路走行が必要な人
燃費を重視する人コスパを重視する人(vs ヤリスクロス)
e-POWERの走行感が好きな人広い荷室が必要な人
個性的なデザインを好む人静粛性にこだわる人
プロパイロットを使いたい人4WDが必要な人

キックスのライバル車との比較

同価格帯の競合車と主要スペックを比較してみましょう。

項目キックスヤリスクロスヴェゼル
価格帯276〜306万円200〜285万円237〜340万円
4WDなしありあり(e:HEV)
燃費21.6km/L30.8km/L(HV)25.0km/L(e:HEV)
ラゲッジ304L390L404L
走行感e-POWER(強め)ハイブリッドe:HEV(なめらか)

スペックだけ見るとヤリスクロスやヴェゼルに対してキックスの優位性を見つけにくいですが、「e-POWERの走り」と「個性的なデザイン」はキックス固有の魅力です。

日産キックスに関するよくある質問(FAQ)

Q. キックスはなぜひどいと言われるの?

主な理由は「4WD非設定」「価格の高さに対する内装・装備の見劣り」「荷室の狭さ」などです。特に4WD非設定はSUVとして根本的な疑問を呼びやすく、批判の中心になっています。

Q. キックスの実燃費は?

カタログ値21.6km/L(WLTCモード)に対し、実燃費は市街地で18〜20km/L、郊外・高速で20〜23km/L程度が一般的です。e-POWERの恩恵でSUVとしては非常に優れた燃費を実現しています。

Q. キックスは雪道でも走れる?

4WD非設定のため積雪・凍結路での走破性には限界があります。スタッドレスタイヤの装着は必須ですが、深雪や急勾配の雪道では苦労する可能性があります。雪国在住の方にはおすすめしにくい車種です。

Q. キックスとヤリスクロスどちらがいい?

コスパ・燃費・荷室・4WD全ての面でヤリスクロスが優勢です。ただしe-POWERの独特な走行感とキックスのデザインに魅力を感じるなら、キックスを選ぶ価値は十分あります。試乗して自分の感覚で判断することを強くおすすめします。

Q. キックスのリセールバリューは?

日産車全般として国産他ブランドよりリセールがやや低い傾向がありますが、キックスはe-POWERの人気とデザインの個性から比較的リセールが保たれやすい車種です。ただしヤリスクロスやヴェゼルよりは低めになる傾向があります。

まとめ:キックスはひどい車なのか?

「日産キックスはひどい」という評価は、主に「4WD非設定」「コスパの悪さ」「内装の質感」の3点に集中しています。これらは確かに客観的なデメリットですが、裏を返せば「都市部での燃費重視ユーザー」「e-POWERの走り感が好きな人」「デザインを重視する人」には非常に魅力的な車です。

購入前に自分の使い方と照らし合わせて、キックスの特性が合致するかどうかを判断することが最も重要です。ライバル車との試乗比較を必ず行い、後悔のない一台を選んでください。

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