光岡自動車というと、個性的すぎる見た目やクラシカルなデザインが印象的で、「恥ずかしいんじゃないか?」と感じる人もいるかもしれません。しかし、それは本当に“恥ずかしい”のでしょうか?むしろ他にはない個性と技術力が詰まった、世界に誇るべき存在とも言えます。
この記事では、「光岡自動車 恥ずかしい」というネガティブな印象の背景から、車としての魅力、実際のユーザー評価、筆者や周囲のリアルな体験まで、多角的に掘り下げていきます。
筆者自身、スポーツカーが大好きで、特に光岡の「オロチ」は以前から憧れの存在です。その独特なスタイルには賛否あるものの、実際に走る姿を見たときのインパクトは他の追随を許しません。光岡自動車の魅力と誤解を深掘りしていきましょう。
画像引用元 : 光岡自動車公式サイト
光岡自動車とは?国産唯一の“型式認定車メーカー”
光岡自動車は、富山県富山市に本社を構える小規模ながらもれっきとした国産メーカーです。「ミツオカ」というブランド名で知られており、日本で10番目に認可された国産乗用車メーカーでもあります。
最大の特徴は、既存の量産車をベースに独自のボディデザインを施し、“レトロモダン”なスタイルに仕上げる点。これにより、クラシックカーのような外観を持ちながら、信頼性の高い現代車としての機能を両立しています。
「恥ずかしい」と言われる主な理由は?
1. 外観デザインが派手・奇抜
多くの人が最初に抱くのは、「クラシックカーっぽくて目立ちすぎる」という印象です。特に光岡「オロチ」「ビュート」「ロックスター」などは、道ゆく人の注目を集めるデザインで、見慣れない人には“コスプレ感”があると受け取られることもあります。
2. ブランド認知度が低い
光岡はトヨタやホンダなどと比べて知名度が低いため、「どこの車?」「外車?」と聞かれることも。これは日本のブランドに詳しくない人には“怪しい車”と誤解される一因です。
3. 実用性・価格とのギャップ
ビュートやリューギなどは、ベース車がマーチやカローラでありながら、価格は高めに設定されています。そのため「性能に見合わない価格」と感じる人がいるのも事実です。
実際に所有するとどうなのか?口コミと筆者の感想
筆者の友人がかつて光岡ビュートを所有しており、何度か運転させてもらった経験があります。最初は「ちょっと派手かも…」と感じましたが、乗ってみると意外なほど快適で、ベース車の信頼性もあり、驚くほど街中での注目を集めました。
所有者の口コミ(抜粋)
- 「駐車場でよく声をかけられる。恥ずかしいけど誇らしい」
- 「人と違う車に乗りたい人には最高。最初は勇気が要るけど慣れる」
- 「価格は高いが、満足感はそれ以上」
光岡自動車の人気モデルと特徴
1. ビュート(Viewt)
マーチをベースにした光岡の代表格。英国ジャガー風のフロントマスクが特徴。
2. ロックスター(Rock Star)
マツダ・ロードスターをベースに、1960年代アメリカンスポーツカー風に仕上げた一台。
3. リューギ(Ryugi)
トヨタ・カローラアクシオ/フィールダーをベースにしたセダン・ワゴンタイプ。クラシカルな佇まいが特徴。
4. オロチ(Orochi)
完全オリジナル設計で話題になった「変態車」。ある意味で光岡の象徴。
「恥ずかしさ」を超える独自性と価値
「恥ずかしい」という評価は、裏を返せばそれだけ“個性がある”証拠です。自分らしいカーライフを求める人にとって、光岡の存在は非常に魅力的。とくに近年では個性を大切にする風潮が強まっており、光岡のような車が再評価されつつあります。
他の個性派国産車との違い
ダイハツ・コペンやスズキ・ジムニー、トヨタ・クラウンスポーツなども個性派とされますが、それらと比べても光岡は圧倒的に“デザイン特化型”。実用性よりも自己表現やライフスタイルとの調和を重視するユーザーに刺さります。
購入を検討する前に知っておきたいこと
- リセールバリューは低め(希少性は高いが市場流通量が少ない)
- 修理やカスタムには専門知識が必要な場合あり
- ディーラーは全国に10数店舗と限定的
筆者のまとめ:光岡は“恥ずかしい”のではなく、“誇らしい”
見た目が奇抜だからといって「恥ずかしい」と感じるのは最初だけ。筆者も実際に運転し、人の視線を浴びながら「これはこれで楽しい」と感じました。世の中には性能や価格よりも“感性”で選ぶ車があってもいいはずです。
光岡自動車は、そんな感性の選択肢を提供してくれる貴重な存在。自分の個性やスタイルを大事にしたい方には、まさにぴったりのブランドです。