ランサーエボリューション(ランエボ)が生産終了してから約10年。近年、再び注目を集めているのが「ランエボ11は復活するのか」というテーマです。三菱はRalliartブランドを再び前面に出し、新型モデル展開にも積極的。スポーツモデルの可能性が広がりつつある今、ランエボ11に関する最新情報を整理し、現実的な姿を予想していきます。
ランエボ11は復活する?注目が再燃する理由
ランサーエボリューションは、WRCでの活躍を背景に世界中で人気を集めたスポーツセダンです。2016年の生産終了後も復活を望む声は多く、特に2024〜2025年は「歴代でもっとも復活に近い時期」と言われています。
復活の可能性が高まる背景
- 三菱がRalliartブランドを再始動
- SUV中心からスポーツ系にも再び注力
- 日産とのアライアンス強化で開発基盤が拡大
- 三菱ブランドを象徴するフラッグシップが不在
こうした流れから「ランエボ11の復活は十分あり得る」という見方が業界内で広がっています。
ランエボ11はどんなモデルになる?予想スペック
現時点で公式発表はないものの、複数の海外メディアや専門家の予測を総合すると、次のような仕様が有力です。
パワートレイン(予想)
- 2.0L 直4ターボ
- 48Vマイルドハイブリッド
- 合計出力:340〜380ps前後
ターボに電動アシストを組み合わせ、出力と環境性能を両立した構成が想定されます。
駆動方式
- 新世代 S-AWC
- 電動トルクベクタリング
電動制御の採用により、従来のS-AWCよりも高い精度の制御が期待できます。
トランスミッション
- 8速DCTが最有力
- MT復活の可能性は低め
想定される走行性能
- 0-100km/h加速:4秒台
- WRX S4より上位を狙うスペック
デザインの方向性
近年の三菱はシャープで立体的な造形を採用しており、ランエボ11もその流れを受け継ぐと見られます。
予想される外観の特徴
- 大型フロントグリル+Ralliartアクセント
- ワイド&ローのスポーティシルエット
- 空力を意識したエアロ形状
- 新型LEDヘッドライト
- 大型リアウイング復活の可能性が高い
複数の予想CGでも「現代版ランエボ」と呼べる仕上がりが多く、伝統を残しつつ現代的に進化したスタイルが期待されています。
発売時期はいつ?
三菱の開発サイクルや電動化戦略から逆算すると、ランエボ11の登場時期は次のようになります。
- 最速:2026年後半
- 現実的:2027〜2028年
2025年はパジェロ関連や電動モデルの発表が中心となるため、スポーツセダンの登場はその後と予測されています。
気になる価格予想:550万〜650万円
競合モデルの価格帯を考慮すると、ランエボ11は以下のレンジが最も自然です。
- WRX S4
- BMW M235i
- メルセデスAMG A45
これらを踏まえると、550万〜650万円前後が妥当。ハイブリッドAWDが採用されれば、600万円台が中心になる可能性もあります。
中古市場の動き:ランエボXが高騰
ランエボX(CZ4A)は中古市場で価格が上がり続けています。ランエボ11への期待や海外バイヤーの存在が影響し、需要が高まっている状況です。
2025年の中古相場
- 通常モデル:260〜430万円
- Final Edition:400〜600万円
状態の良い個体ほど高値がつきやすく、特に低走行・5MT車は争奪戦になっています。
中古車の在庫状況(ランエボX)
参考として、現行ランエボXの中古在庫を紹介します。
- ガリバー
https://221616.com/ - ネクステージ
https://www.nextage.jp/ - カーチス
https://www.carsensor.net/shop/tokyo/204076001/
いずれも在庫は少なめで、好条件の個体は早期に売れる傾向が強いです。
中古ランエボを選ぶ際のポイント
スポーツモデルは個体差が大きいため、次のポイントは必ず確認したい部分です。
ミッション・駆動系
- ギア抜け
- クラッチの状態
- SSTの変速ショック
エンジンまわり
- タービンの異音
- オイル管理状況
- 補器類の摩耗
下回り・足回り
- 錆
- ブッシュのヘタり
- 車高調の消耗
改造歴がある車は、施工ショップの信頼性も重要なチェックポイントになります。
ランエボはリセールも非常に強い
ランサーエボリューションは国産スポーツカーの中でもリセールバリューが高く、特に海外需要が価格を支えています。
リセールが強い理由
- 市場全体でスポーツセダンが希少
- 競技需要が根強い
- ブランド価値が高い
- 中古車としての国際的な人気がある
ランエボ11が登場すれば、初期ロットは特に値崩れしにくいと見られます。
まとめ
2025年時点で見えている情報を整理すると、ランエボ11が復活する可能性は確かに存在します。
- ターボ×ハイブリッドの高性能スポーツ
- 新世代S-AWC搭載
- 出力は340〜380psクラス
- デザインは現代的×スポーティ
- 登場は2027年前後が有力
正式発表はまだ先かもしれませんが、三菱の動きは確実に“スポーツ復帰”の方向へ向いています。ランエボ11の続報に今後も注目です。

