初代BMW Z4 E85 はBMWから販売されていたオープンカーです。駆け抜ける喜びをコンセプトにZ4シリーズの初代モデルとして人気を集めた車で、現在は3代目のG29が販売されています。あの土屋圭市氏も絶賛していた車両ですね。
📋 この記事でわかること
- この記事の核心ポイントを最短でつかめます
- 費用・相場・選び方など実用的な情報をまとめています
- 2026年7月時点の最新情報を反映
- 購入・修理・選択で後悔しないための判断基準を提供
こちらのBMW Z4ですが実際の購入経験から、故障について記事にしていきます。私は昔からスポーツカーが大好きで初めて購入した車がBMW Z4 E85になります。
BMWは壊れやすい、外車は壊れやすいと良く聞くと思います。実際にどうなのか解説していきます。
実際は壊れやすいのか?
結果、壊れずに快適に乗れました。オープンカーだとオープン時の不具合があるようでしたが、私の場合は特に問題はなかったです。ただ、ぶつけてしまい、ドアにヘコみができてしまいましたが。
私が購入したモデルは初代のZ4 前期型(E85)です。2006年モデルの Z4 2.5i、192ps/25.0kgm。直列6気筒DOHCの吹け上がりがたまらず乗っていて非常に楽しい車でした。まさに駆け抜ける喜びを体現している車と言っていいでしょう。
当時26歳の時に購入したのがこちらのZ4なのですが、当時の私はそこまでの収入がなく、でもスポーツカーが乗りたい。そこで実際に販売店に行って見に行ってみよう(購入する気はなかった、、、笑)と思って、その日に購入を決めてしまったのがBMW Z4になります。初めての車でドキドキ・ワクワクでしたが非常に乗っていて楽しく週末はよくドライブに出掛けていました。
初代がE85、2代目がE89、今では3代目まで販売されていますね。現行のZ4も非常にかっこいいと思います。
私が購入したBMW Z4の条件は以下の通り。
購入時の走行距離は3.5万キロ
ディーラーではない販売店(中古車屋)で購入
販売店の保証に加入
比較的状態は良い状態
フルローンで購入
よく故障する箇所はあるの?
私もBMW Z4所有した際に、販売店や車検時によく故障する箇所を聞きました。
故障する箇所は下記が多いとのことです。
ギアが入らない(ポンプ故障)
ギアが入ってもすぐ抜ける(アキュームレーター故障)
走行時のジャダー(振動)がひどい(ポンプ・アクチュエーター故障)
電動オープン箇所の故障
「壊れやすい」の中身を症状別に整理
「bmw z4 e85 壊れやすい」で調べる方が知りたいのはどこが壊れるのかです。販売店・車検時に確認した内容を症状別にまとめます。
| 故障箇所 | 出る症状 | 気づき方 |
|---|---|---|
| ギアポンプ | ギアが入らない | シフト操作時に入らない・重い |
| アキュームレーター | ギアが入ってもすぐ抜ける | 走行中に勝手にニュートラルになる |
| ポンプ・アクチュエーター | 走行時のジャダー(振動)がひどい | 発進・変速時の振動 |
| 電動オープン機構 | 開閉不良 | 屋根の開閉が途中で止まる |
| タイミングチェーン | 異音・エンジン不調 | 冷間時のカラカラ音 |
| 電装系(FRMモジュール) | ライト・窓の制御不良 | ライトや窓が動かない |
筆者の個体(2006年式 Z4 2.5i/192ps・25.0kgm/走行3.5万km・保証付きで購入)は壊れずに快適に乗れました。オープン時の不具合も出ていません。つまり「必ず壊れる車」ではなく、個体の整備状態で結果が大きく分かれる車です。
修理費用はどのぐらい?
BMW Z4(E85)は年式が古くなるにつれて、いくつかの部位に不具合が出やすくなっています。購入前に以下のような故障履歴や修理記録の確認が重要です。
| 故障箇所 | 症状 | 修理費用目安 |
|---|---|---|
| ギアポンプ | ギアが入らない | 約15〜20万円 |
| アキュームレーター | ギアがすぐ抜ける | 約10〜15万円 |
| 電動オープン機構 | 開閉不良 | 約10〜20万円 |
| タイミングチェーン | 異音・エンジン不調 | 約20万円以上 |
| 電装系(FRMモジュール) | ライト・窓制御不良 | 約10万円前後 |
Z4のような輸入車は、国産車より消耗品の劣化が早く、メンテナンスサイクルが短い傾向があります。整備を怠れば小さな不具合が大きな修理に繋がるため、定期点検が非常に重要です。
主要5箇所がすべて発生した場合の合計額
最悪ケースを金額で把握しておくと、個体選びの判断が変わります。記事内の修理費目安を単純合算しました。
| 故障箇所 | 修理費目安(下限) | 修理費目安(上限) |
|---|---|---|
| ギアポンプ | 15万円 | 20万円 |
| アキュームレーター | 10万円 | 15万円 |
| 電動オープン機構 | 10万円 | 20万円 |
| タイミングチェーン | 20万円 | 20万円以上 |
| 電装系(FRMモジュール) | 10万円 | 10万円 |
| 合計 | 65万円 | 85万円以上 |
車両価格+想定修理費の「総額」で比較する
上の合計額を車両価格に足すと、安い個体を選ぶ意味が変わってきます。
| 個体 | 車両価格の下限 | 修理リスクを足した総額 | 判断 |
|---|---|---|---|
| 2003〜2005年式(前期・最安) | 約25万円 | 約90万〜110万円以上 | 初期ロットで不具合報告がやや多く上振れしやすい |
| 2006〜2008年式(後期・最安) | 約50万円 | 約115万〜135万円以上 | 電装系のトラブルが前期より少ない傾向 |
| 2006〜2008年式(後期・整備済み上限) | 約135万円 | 修理リスクは大きく低下 | 費用のかかる部品が交換済みなら総額で有利になりうる |
| Mロードスター(E85 M) | 250万円〜 | — | 希少モデルで別枠 |
つまり「25万円の前期型を買って全部直す」と「135万円の整備済み後期型を買う」がほぼ同じ総額になり得るという計算です。相場より明らかに安い個体を避ける理由がここにあります。
BMW Z4を買うならどのような車両が良い?
初代Z4はデビューが2003年と年式的に古い車です。走行距離や乗る頻度によって、やはりメンテナンスは必要になってきます。
タイヤ、バッテリーなどの交換時期が予測できる消耗品は別で予算を取っておくとして、水回り、エアコン、パワステ、トランスミッション、また、ソフトトップの故障など、様々な箇所が劣化し、部品交換が必要になってきますので対応が必要です。
BMW Z4 E85は、年式的にディーラーの認定中古車は存在しません。もし購入する場合は一般の中古車販売店になります。私も購入したのは一般的な中古車販売店での購入です。
保証付きの車両も販売されています。3ヶ月程度の短い保証期間であっても保証付きの車両を購入するのがオススメです。
ただし、販売店保証は保証内容・条件をしっかり確認しましょう。(修理金額の上限、保証範囲など)
メンテナンスのされていない車両は比較的に故障しやすく、安く購入できたとしても修理費用がかさんでかなりの金額になる場合が多いです。金額的に相場より安い車両を選ばず、定期的にメンテナンスされてきた車両、費用のかかる部品を直近で交換済みの車両などを購入するのがオススメかと思います。

初代Z4(E85)の中古車相場【2026年7月時点】
2026年7月現在、初代Z4(E85型)の中古車相場は以下の通りです。
| 年式 | 走行距離 | 相場価格(2026年7月時点) |
|---|---|---|
| 2003〜2005年式 | 6万〜10万km | 約25万円〜110万円 |
| 2006〜2008年式 | 4万〜8万km | 約50万円〜135万円 |
| Mロードスター(E85 M) | 5万km以下 | 250万円〜500万円 |
※装備・状態・保証有無により価格は上下します。
100万円以下でも狙える個体が増え、依然として希少なFRオープン2シーターである点は、今なお魅力です。ただし、安い個体にはリスクも伴うため、慎重な車両選びが必要です。
中古でBMW Z4(E85)を購入する際のポイント
1. 整備記録がある車両を選ぶ
年式が古いため、メンテナンス履歴がしっかり残っている車両が安心です。水回りやパワステ、タイミングチェーン関連が交換されている個体であれば、トラブルリスクが大きく減ります。
2. 「激安車両」には注意
相場より明らかに安い車両は、メンテナンスが不十分な可能性大。購入後に数十万円の修理費用が発生することもあります。
3. 保証付き販売車両を選ぶ
2026年7月現在でもZ4 E85はディーラー認定中古車の対象外です。そのため、購入先は一般の中古車店となります。短期間でも販売店保証がある車両を選ぶことをおすすめします。
初代Z4の年式別違いと選び方
Z4 E85は2003〜2008年まで販売されていましたが、2006年にマイナーチェンジ(後期型)を実施しています。
| 年式 | 特徴 |
|---|---|
| 2003〜2005年(前期型) | 初期ロットで不具合報告がやや多い。価格は手頃。 |
| 2006〜2008年(後期型) | ヘッドライトやテールランプのデザイン変更。内装質感の向上、電装の信頼性も若干向上。故障リスクもやや低め。 |
特に2006年以降の後期型は、電装系のトラブルが前期型より少ない傾向があり、実用性を重視するなら後期型がおすすめです。
前期型と後期型、どちらを選ぶかの判断表
| 判断軸 | 2003〜2005年(前期型) | 2006〜2008年(後期型) |
|---|---|---|
| 価格 | 約25万〜110万円 | 約50万〜135万円 |
| 不具合報告 | 初期ロットでやや多い | 電装系トラブルが前期より少ない傾向 |
| 外観 | — | ヘッドライト・テールランプのデザイン変更 |
| 内装 | — | 質感が向上 |
| 向いている人 | 費用をかけて自分で仕上げたい人 | 実用性を重視する人 |
| 注意点 | 修理リスクを織り込んだ予算が必要 | 価格が上がるため整備歴の確認が重要 |
購入時チェックリスト
| 優先度 | 確認すること | 理由 |
|---|---|---|
| 最優先 | 整備記録の有無 | 水回り・パワステ・タイミングチェーンの交換歴でリスクが大きく変わる |
| 最優先 | 相場より極端に安くないか | 激安個体は購入後に数十万円の修理が出やすい |
| 高 | 販売店保証の有無と内容 | 認定中古車が存在しないため、3か月でも保証付きが望ましい |
| 高 | 保証の上限額と範囲 | 修理金額の上限・保証範囲を必ず確認 |
| 中 | 消耗品の交換時期 | タイヤ・バッテリーは別途予算を確保 |
| 中 | 電動オープンの動作 | 開閉を数回試して途中停止がないか確認 |
| 中 | 年式(前期/後期) | 2006年以降の後期型は電装系の信頼性が高め |
よくある疑問
| 疑問 | 答え |
|---|---|
| E85は壊れやすい? | 必ず壊れる車ではありません。筆者の個体は3.5万km・保証付きで購入し不具合なしでした。整備状態次第です。 |
| よく壊れるのはどこ? | ギアポンプ、アキュームレーター、電動オープン機構、タイミングチェーン、電装系(FRM)です。 |
| 修理費はいくら? | 1か所10万〜20万円台。全項目が出た場合の単純合算は65万〜85万円以上です。 |
| 認定中古車はある? | 年式的に対象外です。購入先は一般の中古車販売店になります。 |
| 前期と後期どちらが良い? | 実用性重視なら電装系トラブルの少ない2006年以降の後期型です。 |
| 相場はいくら? | 前期25万〜110万円、後期50万〜135万円、Mロードスターは250万〜500万円が目安です。 |
BMW Z4を楽しむために必要なこと
BMW Z4は「壊れる車」ではありませんが、適切な維持管理が前提のクルマです。以下のような姿勢があれば、長く楽しく付き合えるでしょう。
- 整備記録のある車両を選ぶ
- 購入後も定期的に点検・整備を行う
- 輸入車に慣れた整備工場・ショップを確保する
- 突発的な修理費用のための予備資金を確保する
まとめ|BMW Z4(E85)は「壊れる車」ではないが、選び方と整備が鍵
BMW Z4(E85)は、維持管理さえしっかり行えば、故障に悩まされることなく走りを楽しめるスポーツカーです。特に直6エンジンのフィーリングやオープンカーならではの開放感は唯一無二の魅力です。
安価になってきた今だからこそ、「ちゃんと選ぶ・ちゃんと乗る」ことが重要。信頼できる販売店から、整備履歴のある個体を選び、定期的な点検を心がけましょう。
2026年7月現在でも、Z4 E85は走り好きにとって間違いなく“買い”の一台です。

