トヨタの本格オフローダー「ランドクルーザー70」(以下ランクル70)が、2025年夏にも再び受注を再開するのではないかという情報が話題になっています。
2023年の再再販時には、オーダーが殺到し短期間で受注停止となったランクル70。
「抽選に外れた」「知らない間に締切られていた」など、前回購入のチャンスを逃した人が続出しました。
この記事では、ランドクルーザー70の再販の背景から、次こそ手に入れるための準備、抽選の最新事情や注意点、そして再販モデルの本質的価値と中古市場の動きまで、徹底的に解説します。
画像引用元 : トヨタ公式サイト
歴史あるモデルが“なぜ今”再注目されているのか?
ランドクルーザー70は、1984年に誕生し、その信頼性と耐久性から国内外で高い評価を受けてきた名車です。
2004年に一度販売終了となりましたが、2014年には1年限定で再販。
そして2023年、**本格的な再再販(継続生産モデル)**として再び市場に登場しました。
その人気の理由は明確です。
- ラダーフレーム&パートタイム4WDという昔ながらの本格構造
- 1984年の設計を今に受け継ぐ設計思想
- 世界中の過酷な環境で「壊れないクルマ」として重宝されてきた実績
- 現行ランドクルーザーでは得られないシンプルで武骨な魅力
今回の再再販モデルでは、快適装備(Apple CarPlay対応ディスプレイオーディオや安全装備)を追加しつつも、本質は変えないという点も、多くのファンに支持されています。
【2025年最新】再販の可能性とその根拠
2025年4月時点、全国多くの販売店で受注は停止されたままですが、以下のような背景から夏〜秋にかけての再受注開始の可能性は極めて高いと考えられています。
生産枠の状況
- 2023年の再販時、トヨタは2025年10月までの生産枠分(約1万台)をすでに受注
- 月間生産台数は約400台とされており、2024年〜2025年前半はバックオーダー処理期間
販売店関係者の声
「2025年11月以降の生産分については、早ければ夏にも受注を再開する見込みがある」
「再受注は抽選になる可能性が高く、前回のような販売条件優遇は減る見込み」
トヨタも「再再販は期間限定ではない」と明言しており、今後も継続的に生産を続ける方針です。よって生産終了の可能性は極めて低いといえるでしょう。
2025年の再販に向けて今すぐやるべきこと
1. ディーラーで「案内希望」登録と定期的な連絡を取る
販売店によっては、すでに**「再受注案内の仮エントリー」**を受け付けている店舗も存在します。
営業担当との関係づくりも重要です。過去には「ローン契約者優遇」など販売会社独自の条件もあったため、事前確認はマストです。
2. 支払い準備・ローン審査を済ませておく
再販開始から数日で受付終了となる可能性も。
購入資金の準備とローン審査の事前申請を済ませておくことで、案内が来たら即対応できます。
3. 今乗っている車の下取りを先に見積もっておく
再販モデルの価格は約480万円前後と予想されています。
現愛車の下取り価格を先に把握しておけば、予算計画を立てやすく、現実的な検討が可能になります。
今回の抽選は「よりフェア」に? 選ばれるためのポイントとは
前回の販売では、一部店舗で「指定ローンやオプションを選ぶと優先される」といった事例があり、問題視されました。
そのため、今回は公平性を重視した抽選方式が主流になると考えられます。
ただし、転売目的や“業者的行動”と判断された場合は、抽選の対象外にされる可能性もあるとのこと。
販売店に信頼される“本気の購入希望者”であることを伝えることが重要です。
なぜランクル70は受注再開しても「すぐ買えない」のか?
ランドクルーザー70はトヨタ車体・吉原工場で生産されており、同ラインではランドクルーザー300やレクサスLXも製造されています。
つまり、ランクル70の生産を増やすには、他のモデルを減らさなければなりません。
- ランクル300やLXの方が利益率が高いため、生産優先順位は低め
- 国内ユーザーは「趣味用途」だが、海外では「生活必需品」のため、輸出優先の傾向
そのため、再販されても品薄状態が続く可能性が高いのが実情です。
ライバル車と比較|本当にランクル70を選ぶべき?
車種 | 想定価格帯 | 燃費 | 実用性 | リセール |
---|---|---|---|---|
ランドクルーザー70 | 約480万円 | 約10km/L | ◎ 高耐久 | ◎ 非常に高い |
ジムニーシエラ | 約230万円 | 約13km/L | ○ 軽快 | ○ 高め |
プラド150系(中古) | 約350〜500万円 | 約10km/L | ◎ 快適性 | ○ 安定 |
ランクル70は、短期所有には不向きですが、10年乗っても価値が落ちにくい「資産性」が魅力です。
「価格以上にロマンを買う」タイプのクルマといえます。
まとめ|ランドクルーザー70再販のチャンスを逃さないために
- 2025年夏〜秋にかけて受注再開の可能性は高い
- 再販は抽選方式になる見込み。早めの情報収集とディーラーとの連絡が必須
- 再販後も品薄は続くため、準備の早さがすべてを決める
- 資金・ローン・下取り査定を含めて事前に整理しておこう
ランクル70を本当に求めている方こそ、今から準備を始めることで“当選確率”を高められます。