「マセラティ グラントゥーリズモが気になるけど、やっぱり“やめとけ”って言われる…」
「買ったら後悔するの?壊れるって本当?」
そんな不安を抱える方のために、この記事では実際のオーナー体験をもとに、グラントゥーリズモのリアルな維持費・故障頻度・満足度まで徹底解説します。
高級車の購入で後悔しないために知っておきたいポイントを、検索ユーザー目線でわかりやすく・網羅的にお届けします。
マセラティ グラントゥーリズモはこんな人におすすめ
- 維持費や故障リスクも覚悟できる「本物志向の大人」
- 国産車にはない官能性や芸術性を求める方
- 年に数回しか乗らなくても「所有する喜び」を味わいたい方
グラントゥーリズモが「やめとけ」と言われる理由
1. 維持費が高額(年間50〜100万円以上)
項目 | 目安コスト(年) |
---|---|
ガソリン代(6km/L) | 約250,000円 |
自動車税・重量税 | 約95,000円 |
任意保険 | 約100,000円〜 |
車検・点検費用 | 約150,000〜300,000円 |
タイヤ・ブレーキ | 1回で20万〜40万円 |
➡「毎年ベンツ1台買える」ほどの維持費は現実です。
2. 故障頻度とリスク
- 電装系トラブル(ナビ・メーター表示異常など)
- センサー類の誤作動(エアバッグ/ABS警告灯)
- エンジンオイル漏れ・ミッション不具合
💬【オーナーの声】
「納車3ヶ月でリアカメラ不調。保証外で6万円」
「警告灯が頻繁に点灯する。センサー交換が1個あたり5万円超」
➡ 故障率は国産車の2〜5倍レベルと想定すべき。
3. 部品が届かない/整備できる店が少ない
- パーツはイタリア本国手配 → 納期1〜2ヶ月もザラ
- 正規ディーラー以外は整備対応NGなケースも
➡ 日常の足にするには、ややリスキー。
それでも惹かれるマセラティ グラントゥーリズモの魅力
✅ 音とデザインで心を揺さぶる唯一無二の存在
- フェラーリ製自然吸気V8エンジン
- 官能的なエキゾーストサウンド
- デザインはピニンファリーナ監修
「ガレージのシャッターを開けた瞬間、鳥肌が立つ」
「10年経っても色褪せない美しさに毎日惚れ直す」
後悔しないためのグランツーリズモ購入ガイド
▶ 狙い目の中古年式は?
- 2013年以降(MCストラダーレ系)
- 保証付き・整備記録あり・走行距離5万km以下推奨
▶ 初めてのマセラティに向いている人は?
- 通勤で使わない
- 整備対応できるショップが近くにある
- 趣味性を重視したセカンドカー用途
【購入検討者向け】グラントゥーリズモの中古価格と狙い目モデルは?
マセラティ グラントゥーリズモは新車価格で1,500万円以上の高級スポーツカーですが、中古市場では驚くほど手頃に手に入るモデルも存在します。
ただし、「安いから」と飛びつくのはNG。年式や整備履歴によって状態は大きく異なります。
中古価格帯の目安(2025年時点)
年式 | 走行距離 | 中古相場価格(目安) | 備考 |
---|---|---|---|
2008〜2011年式 | 6万〜10万km | 280万〜400万円 | 初期型。外装のヤレやトラブルに注意 |
2012〜2014年式 | 4万〜8万km | 400万〜550万円 | フェイスリフト後。バランス◎ |
2015〜2017年式 | 3万〜6万km | 550万〜700万円 | 人気モデル。球数少なめ |
MC Stradale系 | 3万km前後 | 650万〜850万円 | スポーツ志向、走り重視の方向け |
失敗しない購入のためのチェックリスト
- ディーラー車かつ記録簿あり
- 消耗品(ブレーキ・タイヤ)の残量を確認
- 修復歴なし、過度なカスタムなし
- 電装品・ナビ・シートヒーターなど正常作動するか試す
- エンジン始動時に異音・白煙がないかチェック
【オーナー体験談】実際にグラントゥーリズモを所有してわかったメリット・デメリット
筆者は2018年から2020年にかけて、2014年式マセラティ グラントゥーリズモを所有していました。
2年間の実体験を通してわかった“リアルな魅力”と“注意点”をお伝えします。
所有して良かったと思えるポイント
マセラティ グラントゥーリズモは、間違いなく人生を豊かにしてくれる1台でした。
✅ 丁寧にメンテナンスすれば壊れにくい:定期点検と消耗品交換を怠らなければ、大きなトラブルはありませんでした。
✅ 音が素晴らしい:4.7Lのフェラーリ製V8エンジンのサウンドは圧倒的。加速時は鳥肌モノです。
✅ ピニンファリーナのデザインが芸術的:街中で何度も振り返られる美しさは、他車にはない優越感。
✅ 一応4人乗れる:後部座席は狭いものの、大人2名+小柄な人なら短距離移動も可能。
✅ 所有満足度が異常に高い:乗らなくても「ガレージにあるだけで幸せ」と感じる存在感。
✅ 女性ウケも◎:実際に何度か褒められました(笑)
実際に所有してわかった注意点・デメリット
もちろん、完璧なクルマではありません。乗るには覚悟も必要です。
- タイヤの減りが異常に早い:車重が1.9t以上あるため、リアタイヤは1年持たないこともありました。
- 燃費はやはり悪い:街乗りでは5km/L前後。アクセルを踏む楽しさと燃費はトレードオフです。
- 修理費が高すぎる:一度小さな事故でバンパーを板金した際、見積もりが“40万円超え”だったことも…。
よくある質問(FAQ)
Q. グランツーリズモの実燃費は?
A. 街乗り:5〜6km/L、高速:8〜9km/L程度です。
Q. 通勤や買い物で使える?
A. ボディサイズと燃費、駐車場所に課題あり。週末専用車向き。
Q. カスタムパーツや社外パーツはある?
A. 少なめですが、ヨーロッパ製チューナーから入手可能です。
まとめ|覚悟があれば後悔しない「本物のクルマ」
マセラティ グラントゥーリズモは、
✔ 維持費は高い
✔ 故障リスクもある
✔ でも乗った瞬間すべてを忘れさせる魅力がある
確かに、維持費も修理代も高いです。燃費も良くありません。
ですが、「買って後悔したか?」と聞かれれば、私はまったくしていないと断言できます。
グラントゥーリズモは、単なる移動手段ではなく、人生のステージを変えてくれる1台でした。あなたがもし「クルマに芸術性と感情を求めるタイプ」なら、
このクルマは“所有する価値がある”1台になるはずです。