2026年11月時点で、BYDが日本で販売している乗用車は6車種です。 EVが5車種、PHEV(プラグインハイブリッド)が1車種で、価格は軽EV「ラッコ」の214万5,000円から、SUV「シーライオン7」AWDの575万3,000円まで幅があります。
2025年12月に日本初のPHEV「シーライオン6」、2026年7月に軽EV「ラッコ」が加わり、選択肢は大きく広がりました。さらにBYD Auto Japanは、小型SUV「ATTO 2」を年末に向けて日本に導入すると発表しています。
この記事では、BYDの日本向け全車種の価格と航続距離を一覧にし、今後の新型車の情報と選び方を整理します。
BYDの日本ラインアップ一覧(2026年11月時点)
| 車種 | タイプ | 価格(税込) | 航続距離 |
|---|---|---|---|
| ラッコ | 軽EV | 214万5,000円〜249万7,000円 | 210km/320km |
| ドルフィン | コンパクトEV | 299万2,000円〜374万円 | 415km/476km |
| シーライオン6 | SUV(PHEV) | 398万2,000円〜448万8,000円 | EV走行約100km(FWD) |
| ATTO 3 | SUV(EV) | 418万円 | 470km |
| シール | セダン(EV) | 495万円〜572万円 | 640km/575km |
| シーライオン7 | SUV(EV) | 498万3,000円〜575万3,000円 | 590km/540km |
航続距離はカタログ上の数値で、実際には気温やエアコンの使い方、走り方によって短くなります。特に冬は短くなりやすいため、余裕を持って考えましょう。
新しく加わった2車種
軽EV「ラッコ」(2026年7月発売)
ラッコは、日本の軽自動車規格に合わせて開発されたスーパーハイトワゴンのEVです。全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,800mmで、左右の電動スライドドアを標準装備します。
グレードは「200」「300Plus」「300Premium」の3つです。バッテリー容量は22.40kWhと35.84kWhの2種類で、航続距離はそれぞれ210kmと320kmです。発売から約1か月で累計受注が約1,500台に達し、BYDとしては異例の立ち上がりと報じられました。
PHEV「シーライオン6」(2025年12月発売)
シーライオン6は、BYDが日本で初めて発売したPHEVです。エンジンとモーターを組み合わせた「DM-i」と呼ぶシステムを使います。
Car Watchによると、前輪駆動(FWD)は1.5リッターエンジンとモーターの組み合わせで、満充電でのEV走行は約100km、ガソリンと合わせた航続距離は最大1,200kmです。AWDは1.5リッターターボエンジンと前後のモーターを組み合わせ、0〜100km/h加速は5.9秒です。
価格はFWDが398万2,000円、AWDが448万8,000円です。carview!によると、2026年4月に累計受注が1,000台を超えました。充電環境に不安がある人でも選びやすいことが、EVとの大きな違いです。
既存のEV4車種の特徴
ドルフィン(コンパクトEV)
ドルフィンは全長4,290mm、全幅1,770mm、全高1,550mmのコンパクトなハッチバックです。くるまのニュースによると、標準モデルはバッテリー容量44.9kWhで航続距離415km、ロングレンジは58.56kWhで476kmです。
2026年2月10日に装備を充実させたモデルが発売され、ステアリングヒーターや雨滴感知ワイパー、スマートフォンのワイヤレス充電器などが全車に加わりました。ロングレンジには前席のベンチレーション機能も付きます。
ATTO 3(SUV)
ATTO 3は、BYDが2023年1月に日本で最初に発売した車種です。BYD公式の主要諸元では、全長4,455mm、全幅1,875mm、全高1,615mmで、バッテリー容量は58.56kWh、航続距離(WLTCモード)は470kmです。急速充電はCHAdeMO(最大85kW)に対応します。価格は418万円です。
シール(セダン)
シールは全長4,800mm、全幅1,875mmのセダンです。2025年10月30日に改良モデルが発売され、乗り心地と安定性を高めるサスペンション制御が採用されました。バッテリー容量は82.56kWhで、航続距離(WLTCモード)は後輪駆動が640km、AWDが575kmです。
シーライオン7(SUV)
シーライオン7は全長4,830mm、全幅1,925mm、全高1,620mmのSUVで、バッテリー容量は82.56kWhです。航続距離(WLTCモード)は後輪駆動が590km、AWDが540kmです。
2026年7月の改良で価格が3万3,000円上がり、荷室を隠すトノカバーが標準装備になりました。Car Watchによると、国内の累計販売は2,000台に達し、BYDの車種の中で最速だったとされています。全幅が1,925mmあるため、駐車場のサイズは事前に確認しましょう。
今後日本に登場予定の新型車
BYD Auto Japanは2026年1月、この年に3車種を加えて乗用車を8車種に増やす計画を示していました(日刊工業新聞)。3車種のうちラッコはすでに発売されています。
| 車種 | タイプ | 日本での状況(2026年11月時点) |
|---|---|---|
| ATTO 2 | 小型SUV | 年末に向けて導入と発表。日本仕様の価格・発売日は未発表 |
| シール6のワゴン | ステーションワゴン(PHEV) | 2026年末の投入予定と報道。詳細は未発表 |
ATTO 2
ATTO 2は、ATTO 3より小さいSUVです。BYD Auto Japanは2026年6月30日に、年末に向けて日本に導入すると発表しました。日刊工業新聞は小型のPHEVのSUVと伝えていますが、くるまのニュースによると、日本仕様のパワートレイン、価格、発売日はまだ公表されていません。
参考までに、欧州で販売されているPHEV版は全長4,330mm、全幅1,830mm、全高1,675mmです。日本仕様の数字ではないため、正式発表を待ちましょう。
シール6のワゴン
日刊工業新聞の報道では、PHEVのシール6のステーションワゴンを2026年末に投入する予定です。2026年11月時点で、日本での価格や仕様の正式発表は確認できていません。
EVとPHEV、どちらを選ぶ?
BYDの日本向けラインアップは、EVとPHEVの両方から選べるようになりました。選び方の目安は次のとおりです。
| こんな人に | 向いているタイプ | BYDの車種 |
|---|---|---|
| 自宅で充電でき、近所の移動が中心 | 軽EV、コンパクトEV | ラッコ、ドルフィン |
| 自宅で充電でき、遠出もする | 航続距離の長いEV | シール、シーライオン7 |
| 自宅で充電しにくい、長距離が多い | PHEV | シーライオン6 |
EVは自宅で充電できるかどうかで使い勝手が大きく変わります。集合住宅などで充電設備がない場合は、PHEVのシーライオン6を検討するとよいでしょう。
補助金も確認を
国のCEV補助金の額は、年度や車種によって変わります。くるまのニュースによると、2026年4月以降の申請分では、ATTO 3、シール、シーライオン7、ドルフィンは各15万円です。ラッコも15万円です(レスポンス)。自治体の補助金が上乗せされる場合もあるため、購入前に最新の金額を確認してください。
よくある質問(FAQ)
Q. BYDが日本で販売している車種は?
2026年11月時点で、ラッコ、ドルフィン、シーライオン6、ATTO 3、シール、シーライオン7の6車種です。
Q. BYDで一番安い車は?
軽EVのラッコで、税込214万5,000円からです。
Q. BYDにハイブリッド車はありますか?
PHEVのシーライオン6があります。価格は税込398万2,000円〜448万8,000円です。
Q. ATTO 2はいつ日本で発売されますか?
BYD Auto Japanは年末に向けて導入すると発表しています。正確な発売日と価格は2026年11月時点で未発表です。
Q. 航続距離が一番長いのは?
カタログ値ではシールの後輪駆動モデルの640kmです。
まとめ
- BYDの日本向け乗用車は、2026年11月時点でEV5車種とPHEV1車種の計6車種
- 価格はラッコの214万5,000円からシーライオン7 AWDの575万3,000円まで
- 2025年12月にPHEVのシーライオン6、2026年7月に軽EVのラッコが加わった
- 小型SUVのATTO 2は年末に向けて導入予定。日本仕様の詳細は未発表
- 自宅で充電できるかどうかで、EVかPHEVかを選ぶのが基本
あわせて読みたい
参考情報
- BYD Auto Japan 公式サイト
- carview!:BYD 新車カタログ
- Car Watch:BYD、PHEV「シーライオン6」発売(2025年12月1日)
- Car Watch:BYD、シーライオン7を改良(2026年7月)
- くるまのニュース:BYD「ATTO 2」の日本導入(2026年10月9日)
- ニュースイッチ(日刊工業新聞):BYD、日本向け8車種に拡充(2026年1月)
※価格は消費税込みのメーカー希望小売価格です。最新の情報はメーカー公式サイトまたは販売店でご確認ください。(2026年11月時点の情報)

