クラウンの中古車が安いのはなぜ?値落ちの理由と狙い目グレードを徹底解説!

クラウンの中古車が安いのはなぜ?値落ちの理由と狙い目グレードを徹底解説!

かつては「高級セダンの代名詞」として君臨していたトヨタ・クラウン。ところが近年、中古市場では「思ったより安く買える」と注目されています。「なぜここまで価格が落ちたのか?」「本当にお買い得なのか?」と疑問に思う方も多いはず。この記事では、クラウンの中古価格が安い理由をプロの視点で解説し、狙い目グレードや失敗しない選び方まで網羅します。購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

画像引用元 : トヨタ公式サイト

目次

クラウン中古車が安い理由とは?

流通量が多く価格競争が激しい

クラウンは長年にわたりフリート需要(法人・タクシーなど)に支えられてきたモデル。その結果、市場に大量の中古車が出回っており、供給過多による価格競争が起きています。特に旧型モデルや走行距離が長い車は大幅に値下がりしています。

維持費が高く購入後に躊躇されがち

排気量が大きいクラウンは、自動車税・燃費・整備費用などの維持コストが一般的な国産車より高めです。これが若年層の購入障壁となり、需要が限られることで価格が落ちる要因となっています。

モデルチェンジによる相対的な価値低下

2022年に登場した新型クラウン(クロスオーバー/スポーツ)の影響で、従来型セダンのクラウンは“旧型”としてのイメージが強まりました。デザインの変化もあり、従来モデルの価値が相対的に低く評価されています。

セダン人気の低下とイメージの変化

近年はSUVやミニバン人気が加速し、セダンの需要が減少傾向にあります。「クラウン=年配向け」という固定観念も根強く、中古価格の下落に拍車をかけています。

狙い目グレードとその理由

ハイブリッド2.5 S Cパッケージ(15代目・S220系)

装備と価格のバランスが非常に良い「S Cパッケージ」。上質な内装、先進安全装備、走行性能のすべてが高レベルでまとまっており、中古では走行距離5〜8万kmで250〜300万円前後とお買い得感があります。

RSアドバンス(走り好きにおすすめ)

スポーティな足まわりと専用エアロが魅力のRS系グレード。走りを楽しみたい方にぴったりで、ハイブリッドとの相性も抜群。特に2.5Lハイブリッド RS アドバンスは、中古でも人気が高く、一定のリセールも期待できます。

クラウンアスリート(コスパ派に最適)

10年前後前の210系・200系クラウンアスリートは、価格100〜150万円で高級感あるセダンを手に入れられる狙い目モデルです。装備や走行距離に注意しながら選べば、驚くほどコスパの良い1台に出会えます。

中古購入時の注意点

修復歴や整備履歴のチェックはマスト

安く買えても、事故歴ありや整備不良の車は結果的に高くつく可能性があります。整備記録がしっかりした個体を選びましょう。第三者機関の鑑定付き車両や、保証付き販売店がおすすめです。

維持費込みで購入後のコストを想定する

クラウンは部品も高級志向なぶん、メンテナンス費用が高くなる傾向があります。購入時は、税金・燃費・保険・タイヤ・オイル交換など、ランニングコストも含めて予算を考えるのが失敗しないポイントです。

クラウン vs カムリ:中古車比較表(2025年5月時点)

項目クラウン(15代目 S220系)カムリ(XV70系)
新車価格帯約460万~730万円約330万~460万円
中古車価格帯約55万~850万円約38万~478万円
平均中古価格約335万円約250万円
ボディサイズ全長4910mm × 全幅1800mm × 全高1455mm全長4885mm × 全幅1840mm × 全高1445mm
駆動方式FR / 4WDFF
パワートレイン2.5Lハイブリッド / 3.5L V6ハイブリッド2.5Lハイブリッド
燃費(WLTCモード)約20.0km/L(2.5L HV)約22.5km/L(2.5L HV)
乗り心地・静粛性高級セダンらしい上質な乗り心地と静粛性快適でバランスの取れた乗り心地
装備の充実度高級装備が豊富(本革シート、サンルーフ等)必要十分な装備(安全装備も充実)
維持費高め(税金、保険、燃費等)比較的安価
リセールバリュー安定して高いやや低め

カーセンサー中古車在庫リンク

筆者の感想:クラウンは“アリ”か“ナシ”か?

これまでにBMW、ポルシェ、マセラティ、メルセデスAMGなどを乗り継いできた私が、クラウンに試乗したときの第一印象は「静かすぎて戸惑うほど」でした。

確かにスポーツカーのような刺激はないですが、15代目のハイブリッドモデルは街乗り〜高速まで抜群の安定感。運転に気を使わず、愛犬を乗せたゆったりドライブにも最適で、「この快適さが中古で300万円以下?」と感じるほど。

週末にいろんな車を試乗してきた中でも、「この価格でこの質感ならアリ」と思える1台でした。クラウン=おじさん車というイメージが覆る体験でした。

まとめ

クラウンの中古車は、供給過多・維持費・モデルチェンジ・セダン人気の低下といった理由から相場が安くなっています。しかしこれは裏を返せば、「高級セダンをお得に楽しめるチャンス」。
狙い目グレードをしっかり見極め、整備状態や販売店の信頼性を確認すれば、満足度の高い買い物になるはずです。

価格だけでなく、総合的な“所有体験”をイメージしながら、あなたにぴったりのクラウンを見つけてください。

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