「走る楽しさを追求する」ピュアスポーツカーとして支持されるトヨタ GR86。2021年に2代目へとフルモデルチェンジされ、2025年現在もなお、国産スポーツカーの中心的存在として高い注目を集めています。
この記事では、GR86の最新モデルのスペック、魅力、価格、維持費、購入時の注意点、ライバル車との比較まで網羅的に解説。さらに、実際のユーザー評価や筆者の試乗レビューも交え、「買って後悔しないか？」という疑問にも丁寧にお答えします。
画像引用元 : トヨタ公式サイト
目次
トヨタ GR86とは？基本情報をおさらい
- 初代：2012年に「86」として登場（スバルと共同開発）
- 現行モデル：2021年に「GR86」へとモデルチェンジ
- トヨタのスポーツブランド「GR（Gazoo Racing）」からの本格派FRクーペ
GR86は、トヨタの中でも“ドライバーを楽しませること”に特化した車であり、GRスープラやGRヤリスとは異なるライトウェイトFR路線の代表格です。
2025年モデル GR86のスペックと注目ポイント
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エンジン | 2.4L 水平対向4気筒（FA24型） |
| トランスミッション | 6MT / 6AT |
| 駆動方式 | FR（後輪駆動） |
| 最高出力 | 235ps / 7,000rpm |
| 最大トルク | 250Nm / 3,700rpm |
| 0-100km/h加速 | 約6.3秒（MT） |
| 車両重量 | 約1,270kg（軽量！） |
進化したポイント（前モデルとの違い）
- 排気量アップによりトルク不足を解消
- 高剛性ボディと低重心設計で走行安定性向上
- インテリアも大幅進化、デジタルメーターや8インチモニター採用
価格とグレード構成（2025年時点）
| グレード名 | トランスミッション | 価格（税込） |
|---|---|---|
| RC（装備簡素） | 6MT | 約2,920,000円〜 |
| SZ（標準装備） | 6MT / 6AT | 約3,180,000円〜 |
| RZ（上級） | 6MT / 6AT | 約3,550,000円〜 |
| RZ “10th Anniversary Limited” | 限定仕様 | 約3,630,000円〜（完売済） |
装備の充実度や予算に応じて選びやすい構成になっており、MT/ATのどちらも用意されている点も◎。
GR86の維持費と注意点｜買う前に知っておくべきこと
年間維持費の目安（自家用・平均的使用想定）
| 項目 | 費用目安（年） |
|---|---|
| 自動車税（2.4L） | 45,000円程度 |
| 保険料（車両保険付き） | 約80,000〜150,000円（等級により変動） |
| ガソリン代（10,000km/年） | 約150,000円（実燃費9〜12km/L） |
| 点検・オイル交換等 | 約30,000〜50,000円 |
| 合計目安 | 約30〜45万円/年 |
注意点
- 荷室・後席は“実用性低め” → 実質2シーターと考えるべき
- FR＋MTの特性上、雨天や雪道はやや不安定（冬タイヤ必須）
- 保険料が高め → 若年層はとくに注意
ライバル車比較（価格・性能・方向性）
| 車種名 | 価格帯 | 駆動方式 | エンジン | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| トヨタ GR86 | 約292〜355万円 | FR | 2.4L NA | ピュアスポーツ・バランス重視 |
| スバル BRZ | 同等 | FR | 同一 | 内装はやや高級感あり |
| マツダ ロードスター | 約275〜350万円 | FR | 1.5L〜2.0L NA | オープン2シーター・軽快感重視 |
| ホンダ シビックR | 約500万円超 | FF | 2.0Lターボ | パワーは圧倒的・高価 |
実際のユーザー評価・試乗レビュー
「加速にトルク感が出て、前モデルの弱点が完全に改善された」
「MTが本当に楽しい！クラッチも軽く、初心者にも優しい」
「内装の質感も良くなって、デジタル表示が近未来感あって好き」
「後席はおまけレベル。でも、そんなの気にならないくらい楽しい」
筆者も実際にGR86（RZ・6MT）を試乗しましたが、走る・曲がる・止まるすべてに軽快さと安心感があり、“運転する喜び”が詰まった一台だと実感しました。
よくある質問（FAQ）
まとめ｜GR86は「走る楽しさ」を最大化したリアルスポーツカー
GR86は、現代では希少な“手が届く本格FRスポーツカー”。
軽量・自然吸気・低重心というスポーツカー本来の美点を貫き、運転する喜びを最大限に引き出してくれる一台です。
予算、ライフスタイル、カーライフの価値観が合えば、きっと「買ってよかった」と思えるでしょう。
GR86は“車が好き”な人が惚れるために作られた、そんなクルマです。