結論:新型RAV4の燃費は22.5〜22.9km/L、PHEVはEVで約150km走れる
結論から言うと、新型RAV4のハイブリッド車(HEV)のWLTCモード燃費は22.5〜22.9km/Lです。最も燃費が良いのはAdventureの22.9km/Lで、4WDのミドルサイズSUVとしては優秀な数値です。
プラグインハイブリッド車(PHEV)は、満充電でのEV走行距離がZで151km、GR SPORTで145kmです。バッテリーを使い切った後のハイブリッド走行時の燃費は21.5〜22.2km/Lです。
なお、新型RAV4は2025年12月にフルモデルチェンジした6代目で、ガソリン車の設定はありません。燃料はレギュラーガソリンです。この記事では、トヨタの公式諸元をもとに、グレード別の燃費、先代やライバル車との比較、年間ガソリン代の目安を解説します。
新型RAV4のグレード別燃費(WLTCモード)
新型RAV4は全車が電気式4WDの「E-Four」です。グレード別の燃費は次のとおりです。
| グレード | パワートレイン | WLTCモード燃費 | EV走行距離 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| Adventure | ハイブリッド | 22.9km/L | ― | 450万円 |
| Z | ハイブリッド | 22.5km/L | ― | 490万円 |
| Z | PHEV | 22.2km/L(ハイブリッド走行時) | 151km | 600万円 |
| GR SPORT | PHEV | 21.5km/L(ハイブリッド走行時) | 145km | 630万円 |
HEVの2グレードで燃費が違うのは、車両重量やタイヤの違いが影響していると考えられます。Adventureの車両重量は1,710kgで、Zの1,720kgより10kg軽くなっています。
PHEVは大容量バッテリーを積むぶん車両が重く、タイヤも20インチになるため、ハイブリッド走行時の燃費はHEVより少し低くなります。GR SPORTは専用の足回りやエアロパーツを備え、走りを重視した設定です。
WLTCモードの内訳でわかる得意・不得意
WLTCモード燃費は、市街地・郊外・高速道路の3つの走行パターンを組み合わせた数値です。内訳を見ると、どんな場面で燃費が伸びやすいかがわかります。
| 走行モード | Adventure | Z(HEV) |
|---|---|---|
| WLTCモード(総合) | 22.9km/L | 22.5km/L |
| 市街地モード | 18.5km/L | 18.0km/L |
| 郊外モード | 27.0km/L | 26.5km/L |
| 高速道路モード | 22.8km/L | 22.6km/L |
最も燃費が良いのは郊外モードで、27km/L前後です。信号の少ない一般道を一定の速度で走る場面では、モーターとエンジンを効率よく使い分けられるためです。
一方、市街地モードは18km/L台にとどまります。発進と停止が多い短距離の移動や、渋滞の多い都市部が中心なら、総合の数値よりも市街地モードの数値を目安にすると、期待とのずれが小さくなります。
実燃費の考え方
実際の燃費は、気温、エアコンの使用、走る道、運転の仕方、積載量などで大きく変わります。特に冬場は、暖房のためにエンジンがかかる時間が長くなり、燃費が下がりやすい傾向があります。
新型RAV4は発売から1年たっていないため、条件をそろえた実燃費のデータはまだ多くありません。購入前に燃費の目安を知りたい場合は、次のように考えるとよいでしょう。
- 街乗りや短距離の移動が中心:市街地モード(18km/L台)を目安にする
- 郊外の一般道を走ることが多い:総合のWLTCモード(22km/L台)に近い数値を期待できる
- 冬場や渋滞が多い地域:さらに低めに見積もっておく
PHEVはEV走行で日常の燃料代を減らせる
PHEVを選ぶ最大の理由は、ガソリンを使わずに走れる距離の長さです。トヨタの発表では、新型のEV走行距離は先代の約95kmから約150km(社内測定値)に伸びました。
毎日の走行距離がEV走行距離の範囲に収まり、自宅で充電できる環境なら、日常の移動の多くを電気だけでまかなえます。ただし、EV走行距離も気温や走り方で短くなります。カタログ値に余裕を持たせて考えておきましょう。
一方で、PHEVはHEVより110万円以上高くなります。燃料代の差だけで価格差を取り戻すのは簡単ではありません。外部給電(最大1,500W)や静かなEV走行など、燃費以外の価値も含めて判断するのがおすすめです。
先代RAV4との燃費比較
先代(5代目)と比べると、ハイブリッド車の燃費は約2km/L良くなっています。
| モデル | WLTCモード燃費 |
|---|---|
| 新型 ハイブリッド(E-Four) | 22.5〜22.9km/L |
| 先代 ハイブリッド(E-Four) | 20.3〜20.6km/L |
| 新型 PHEV(ハイブリッド走行時) | 21.5〜22.2km/L |
| 先代 PHEV(ハイブリッド走行時) | 22.2km/L |
| 先代 2.0Lガソリン(4WD・Adventure) | 15.2km/L |
新型のハイブリッドは、エンジン出力が178PSから186PSに、フロントモーターが120PSから136PSに上がっています。出力を高めながら燃費も向上している点は、モデルチェンジの大きな成果と言えます。
先代のPHEVはEV走行距離が95kmでした。新型のZは151kmなので、充電してEVで走れる距離は約1.6倍です。
ライバルSUVとの燃費比較
同じクラスの電動SUVと、メーカー公表の燃費を比べてみましょう。駆動方式は4WD(AWD)でそろえています。
| 車種 | パワートレイン | WLTCモード燃費 |
|---|---|---|
| トヨタ RAV4 | 2.5Lハイブリッド | 22.5〜22.9km/L |
| トヨタ ハリアー | 2.5Lハイブリッド | 21.7〜22.0km/L |
| ホンダ ZR-V | 2.0Lハイブリッド(e:HEV) | 20.5〜20.8km/L |
| スバル クロストレック | 2.5Lハイブリッド(S:HEV) | 19.5km/L |
| 三菱 アウトランダーPHEV | PHEV | 17.2〜17.6km/L(ハイブリッド走行時) |
4WD同士で比べると、新型RAV4は今回比較した中で最も良い数値です。同じ2.5Lハイブリッドを使うハリアー(E-Four)より0.5〜1.2km/L良く、ZR-Vやクロストレックより約2〜3km/L上回ります。
PHEV同士では、アウトランダーPHEVのEV走行距離が102〜106km(WLTCモード)です。RAV4のPHEVは151kmなので、EVで走れる距離では新型RAV4が有利です。ただし、アウトランダーPHEVには7人乗りの設定があるなど、燃費以外の違いもあります。
年間ガソリン代の目安
最後に、年間1万km走った場合のガソリン代を試算します。レギュラーガソリンを1L=160円と仮定し、WLTCモード燃費で計算しました。ガソリン価格は地域や時期で変わるため、あくまで比較のための目安です。
| モデル | 燃費 | 年間ガソリン代(目安) |
|---|---|---|
| 新型 Adventure | 22.9km/L | 約7.0万円 |
| 新型 Z(HEV) | 22.5km/L | 約7.1万円 |
| 新型 Z(HEV)市街地モード | 18.0km/L | 約8.9万円 |
| 先代 ハイブリッド | 20.6km/L | 約7.8万円 |
| 先代 2.0Lガソリン(4WD) | 15.2km/L | 約10.5万円 |
新型のHEVと先代のハイブリッドの差は、年間7,000円前後です。先代のガソリン車と比べると、年間3万円以上の差になります。
PHEVは、充電した電気で走る割合によって燃料代が大きく変わるため、この表には入れていません。自宅で充電できるかどうか、電気料金のプランなどで条件が変わるので、販売店で試算してもらうとよいでしょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 新型RAV4の燃費はどれくらいですか?
A. ハイブリッド車のWLTCモード燃費は、Adventureが22.9km/L、Zが22.5km/Lです。
Q. RAV4で一番燃費が良いグレードはどれですか?
A. ハイブリッドのAdventureで、WLTCモード22.9km/Lです。
Q. RAV4のPHEVはどれくらいEVで走れますか?
A. 満充電でのEV走行距離は、Zが151km、GR SPORTが145kmです。気温や走り方で短くなります。
Q. RAV4はハイオク仕様ですか?
A. いいえ。新型RAV4の燃料は無鉛レギュラーガソリンで、燃料タンクは55Lです。
Q. ハリアーとRAV4はどちらが燃費が良いですか?
A. 4WD(E-Four)同士では、RAV4が22.5〜22.9km/L、ハリアーが21.7〜22.0km/Lで、RAV4の方が少し良い数値です。
まとめ
- 新型RAV4のハイブリッド車は、WLTCモードで22.5〜22.9km/Lです。
- 最も燃費が良いのはAdventureの22.9km/Lで、街乗り中心なら市街地モードの18km/L台を目安にしましょう。
- PHEVのEV走行距離はZが151km、GR SPORTが145kmで、先代の95kmから大きく伸びました。
- 先代のハイブリッドより約2km/L良く、4WDの電動SUVの中でもトップクラスの数値です。
- PHEVは価格差が大きいため、燃費以外の価値も含めて選ぶのがおすすめです。
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参考情報
- トヨタ RAV4 主要諸元表(2026年1月)
- トヨタ ニュースリリース:新型RAV4(PHEV)を発売(2026年2月19日)
- トヨタ RAV4 主要諸元表(先代・2024年11月)
- 愛知トヨタ RAV4 価格・グレード
- トヨタ ハリアー 主要諸元表(2026年8月)
- ホンダ ニュースリリース:ZR-Vを一部改良して発売(2026年3月26日)
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