トヨタの人気商用車「ハイエース」が、いよいよ2025年にフルモデルチェンジされる見込みです。現行の200系から約21年ぶりとなる新型(通称300系)は、安全性・快適性・環境性能が大幅に進化する注目モデル。本記事では、発売時期・価格帯・エクステリアと内装の変更点・エンジンスペック・グレード構成・商用・乗用の違い・ライバル車との比較まで網羅的に解説。
画像引用元 : トヨタ公式サイト
新型ハイエースの発売はいつ?
新型ハイエース(300系)の日本国内発売は、2025年8月〜10月ごろと予想されています。すでに海外(オーストラリアや東南アジア)ではフルモデルチェンジされた300系が販売されており、日本仕様の投入はそのアップデート版となる見込みです。
また、東京モビリティショーでのコンセプトモデル展示や意匠登録情報などから、具体的な開発が進んでいることも裏付けられています。
エクステリアデザインの進化
セミボンネット化で安全性・整備性アップ
従来のキャブオーバースタイルから一新し、セミボンネットタイプを採用。これにより、衝突安全性が格段に向上するとともに、エンジン整備がしやすくなるメリットがあります。
フロントフェイスの刷新
- 大型グリルとLEDヘッドランプを装備
- 直線基調のスクエアボディで堂々とした印象
- フロントウィンドウが立ち上がり、視界性が改善
全体的に「商用感」から脱却し、乗用車的なモダンさが強調されるデザインになりそうです。
インテリアの装備・快適性

画像引用元 : トヨタ公式サイト
内装も大幅進化。現行モデルに比べて操作性・静粛性・快適性のすべてが引き上げられると見られています。
- ダッシュボードはタブレット風の大型ディスプレイに変更
- 運転席・助手席ともにシートクッションが向上
- 商用車でも快適なロングドライブが可能に
エンジン・パワートレインの変更点
予想されるパワーユニットは以下の通り:
- 改良型2.8L直4ディーゼルターボ(1GD-FTV)
- マイルドハイブリッドの組み合わせ(燃費と静粛性向上)
- 一部にガソリンモデル継続もあり
環境性能を強化しつつ、耐久性と積載力も犠牲にしない構成が期待されています。
新型ハイエースの価格帯とグレード構成
グレードは以下のような構成が予想されます:
グレード | 想定価格帯 | 特徴 |
---|---|---|
DX系 | 約330万〜370万円 | 商用ベースの標準仕様 |
GL系 | 約370万〜420万円 | 乗用・送迎用に適した上位モデル |
スーパーGL | 約400万〜450万円 | ハイグレード内装・法人送迎向け |
※すべて予想価格・税込目安
商用・乗用どちらでも優秀な万能車
ハイエースは元々商用向けですが、送迎・キャンピングカー・ファミリーユースなど、多目的に使える点が大きな魅力。新型では内外装の質感向上により、「乗って快適なハイエース」へと進化します。
ライバル車との比較(キャラバン・デリカD:5)
項目 | 新型ハイエース | 日産キャラバン | 三菱デリカD:5 |
型式 | 300系予定 | 現行E26型 | 現行CV1W型 |
価格帯 | 約330万〜450万円 | 約290万〜420万円 | 約380万〜450万円 |
駆動方式 | FR / 4WD | FR / 4WD | 4WD専用 |
室内空間 | 圧倒的広さ | 十分 | ミニバン寄り |
燃費 | 改善見込み | やや劣る | ディーゼル高効率 |
まとめ|300系ハイエースは“働く”も“乗る”も進化した一台に
2025年に登場する新型ハイエースは、従来の実用性を維持しながら、デザイン・快適性・環境性能を大幅に引き上げた1台となる見込みです。フルモデルチェンジでどう変わるのかを理解した上で、商用・乗用いずれの用途でも賢く選ぶための参考にしてください。