スバルの人気SUV「クロストレック」。アウトドアユースやアイサイト搭載による安心感が魅力ですが、一部では「がっかりした」「期待外れだった」という声もあります。本記事では、実際に筆者がクロストレックに乗って感じた“がっかりポイント”を正直にレビューしつつ、購入前に確認しておくべき注意点やライバル車との比較、失敗しない選び方まで徹底解説します。
画像引用元:
スバル公式 クロストレック特設ページ(SUBARU公式)
クロストレックに乗ってわかった「がっかり」した5つの理由

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スバル公式 クロストレック特設ページ(SUBARU公式)
筆者は都内の試乗イベントでクロストレック リミテッド(2.0L e-BOXER)を運転しました。街中・郊外を含めた試乗で感じたリアルな感想をまとめます。
内装の質感が価格に見合わない
実際に乗って感じたのは、ドア周りやダッシュボードの質感がややチープなこと。プラスチック素材の多用で、300万円超えの価格に対して高級感はやや控えめです。

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スバル公式 クロストレック特設ページ(SUBARU公式)
加速が鈍く、パワー不足を感じる
2.0Lエンジン+モーターは発進時こそスムーズですが、高速道路での追い越しや登坂ではやや物足りなさが残りました。
燃費性能が意外と伸びない
カタログ燃費(WLTC 15.8km/L)に対して、街乗り中心だと実燃費は12~13km/L程度。ハイブリッドとしては可もなく不可もなくといった印象。
室内空間が思ったより狭い
後席足元や頭上スペースは、小柄な人には十分でも、大柄な人やファミリーユースにはややタイトに感じられました。
装備のわりに価格が高め
安全装備は充実している一方で、300万円〜という価格設定には割高感があるという声も。競合モデルと比較して冷静に判断する必要があります。
それでもクロストレックが選ばれる3つの理由
アイサイト搭載で安心感が高い
スバル独自の運転支援技術「アイサイト」が全車標準搭載。長距離運転や渋滞時に威力を発揮します。

AWD性能が優秀で雪道も安心
スバル伝統のシンメトリカルAWD+X-MODEは、雪道や悪路での走破性において他社のFFベースSUVと一線を画します。
静粛性と乗り心地のバランスが◎
ロードノイズの遮音性も高く、サスペンションは柔らかめで日常走行は快適。長時間の移動にも向いています。
ライバル車との比較表
車種名 | 実燃費(km/L) | 最小回転半径 | 荷室容量(VDA) | 安全装備 | 価格帯(新車) |
---|---|---|---|---|---|
クロストレック | 12〜13 | 5.4m | 約291L | アイサイト(全車標準) | 約305〜340万円 |
ヴェゼル e:HEV | 17〜20 | 5.3m | 約393L | Honda SENSING | 約270〜330万円 |
カローラクロス HV | 18〜20 | 5.2m | 約487L | トヨタセーフティセンス | 約270〜330万円 |
購入前に確認すべきポイント
どんな使い方をするかを明確に
アウトドアや雪道走行が多い人には強みがある一方、街乗り中心なら他車種も検討すべき。
価格に見合う満足感を得られるか?
装備の充実度や走行性能を冷静に比較し、「走り」「燃費」「積載性」などの優先度を整理しましょう。
試乗と比較検討がカギ
気になる点は自分の目と体で確かめること。ライバル車と比較することで、クロストレックの立ち位置がより明確になります。
よくある質問(FAQ)
まとめ:クロストレックは「がっかり」か?
筆者自身、乗る前は「スバルだから間違いないだろう」と期待していましたが、実際に乗ることで見えてきた弱点もありました。とはいえ、アイサイトの安心感やAWD性能など他にない魅力も確かに存在します。
クロストレックは「万人向け」ではないからこそ、ライフスタイルに合えば“買って正解”の一台と言えるでしょう。
