ポルシェ911、空冷と水冷の違いは??
空冷エンジンとは、空気でエンジンを冷却するシステムが搭載されたエンジンです。バイクや車を問わず、エンジンは稼働すると触ることができないほど非常に熱くなります。しかし、エンジンを冷やさずに高温状態になると、オーバーヒートを起こしてエンジンがストップしてしまいます。そのため、エンジンを冷却する手段として、空気でエンジンを冷やすことを空冷式と呼び、空冷式が採用されているエンジンのことを空冷エンジンと呼びます。
空冷エンジンを搭載している車では、走行風による冷却を設計するのが難しいことから、ファンなどを搭載して空気で冷やします。例えば、ポルシェの空冷エンジンの場合、大きなファンがエンジンルームの中に搭載されています。こうした冷却方法は強制空冷式と呼ばれます。
こうした空冷エンジンは、シンプルな冷却構造であることから、部品数が少なかったり、低コストで製造することができたり、メンテナンスしやすかったり、といった機能的なメリットがあります。
空冷エンジンと水冷エンジンの違いは、そのエンジン構造にあります。
まず、水冷エンジンとは、エンジン自体を水で冷却するシステムを搭載したエンジンです。
水は空気よりも熱伝導率が24倍と高く、比熱(熱容量)も水の方が大きいことからエンジンの温度管理スペックを大きく向上するという理由で、現在ほとんどの車が水冷エンジンを搭載しています。
水冷エンジンは、熱がこもりやすいエンジンの燃焼室やシリンダーの周りに水通路となるウォータージャケットを設置し、高音になった冷却水は車の走行風などによって冷却され、エンジンと循環する仕組みになっています。
水冷エンジンと空冷エンジンを比較してしまうと、性能面でどうしても空冷エンジンのデメリットが目立ち、昨今、空冷エンジンがほとんど採用されていない現状も理解することができます。
これらは、EV(電気自動車)時代に突入する中、これからの自動車の体験として非常に価値のある多幸感であるといえます。
そして”乗馬”的な価値に比重が変遷しつつある自動車シーンにおいて、こうした感性が揺さぶれる価値を提供できる空冷エンジンは、密かに人気を博し高騰傾向にあります。特に、ポルシェ911シリーズでは顕著に見られます。
空冷なら964と930どちらがおすすめ?
964までのカエル顔でないと絶対にNG!ということであれば、後はエアコンが必要かどうかで、964なのか930なのかいずれかに決定できるでしょう。
新たなエンジン、足廻り、パワステ、オートエアコン、
オートマチックも加わり、デザイン以外の機能面でも大幅にモデルチェンジされたタイプ964ポルシェ。
対するタイプ930ポルシェ。こちらは、近年良い個体が減少傾向にあり一般の中古車市場での流通自体も減ってきて高値が続いている印象。1974年から15年間も生産されたロングモデルがゆえの古さが、現代ではノスタルジック感がひじょうに強くファンが多いかと思います!私は数年前までこのビッグバンパーを含めた全体の古臭さが好きではありませんでしたが今は逆に大好きになってしまい、購入したいくらいです。
スイッチなど細かい部分の雰囲気、スタルジック感がたまりません。私の中で究極はやはりナローモデルなんですが、あまりに古いモデルなのでサラリーマンには現実的でない世界です。930なら探せばまだオリジナルの状態でレストアまで必要なくしっかり走る個体が見つかります。
やはり人それぞれ好みがありますのでどちらもポルシェらしくおすすめできる車だと思います!
信頼性と快適性、速さを求めるなら水冷ポルシェ911
最新モデルはポルシェ992型。ベーシックグレードで高い満足度が味わえるかと思います。“450PS!”というカレラ・シリーズとしてはこれまで未踏であった数字を強調したいこともあってか、グレード名称のないベースモデルとハイパフォーマンス版である「S」のグレードが同時にローンチされた先代991型の場合とは異なり、2018年末にまずは「カレラS」、そしてその4WD版である「カレラ4S」という2タイプのクーペから発表されました。0-100km/h加速タイムが4.2秒、最高速が293km/hというデータも証明するように、新型911シリーズで最もベーシックなカレラ・クーペでも「世界一級のスポーツカーとして十分満足に足る動力性能の持ち主」であることは間違いないのです。ただしそれでも、3.7秒と308km/hというデータを持つカレラS・クーペと直接比較すれば、「その差は歴然」というのもまた事実です。
水冷ポルシェはまだまだ金額が高く比較的高いモデルが大ですが、水冷ポルシェ「911」で手が出しやすいのは第五世代の996型です。