トランプ大統領、自動車関税を25%に!輸入車への影響は?中古車価格や市場へ影響する?

トランプ大統領が示唆する自動車関税25%の引き上げ方針は、日本を含む世界の自動車業界と消費者に大きなインパクトを与える可能性があります。もし実際に25%の関税がかかるとなれば、輸入車メーカーにとどまらず中古車市場にも波及効果が及ぶでしょう。この記事では、具体的なメーカーや車種を例に挙げながら、その影響と対策について解説します。

目次

自動車関税25%引き上げの背景と狙い

トランプ大統領は「アメリカ・ファースト」を掲げ、自国産業の保護と雇用拡大を目的に関税を引き上げる政策を次々と打ち出してきました。自動車関税25%の検討も、輸入車の価格を引き上げることで米国での生産や販売を促進し、国内メーカーを優位に立たせようという狙いがあります。

米国内に工場を持たない海外メーカーや、高級車を中心に輸入に依存するメーカーはこの関税によって大きな打撃を受ける可能性があります。たとえば、ドイツの高級車メーカーであるBMWやメルセデス・ベンツはすでに一部モデルを米国内で生産しているものの、依然として多くの車種を本国から輸入しています。また、日本メーカーでもトヨタやホンダは北米に工場を持っていますが、レクサスブランドの一部モデルなどを海外から輸入しているケースもあり、その場合は高関税の対象となるでしょう。

輸入車への具体的影響:価格上昇と販売への懸念

もし関税が25%に引き上げられた場合、輸入される完成車の価格は大幅に上昇すると考えられます。たとえば、ドイツ車のBMW 3シリーズやメルセデス・ベンツ Cクラス、アウディ A4といった人気セダンはもともとの価格が高めですが、関税が乗ることでさらに値が張ることが予想されます。日本から輸出されるレクサス LSやトヨタ プリウス(海外生産分を除く)も同様の影響を受け、100万円単位での値上がりが避けられないかもしれません。

価格の上昇により、消費者は同じ価格帯なら米国生産のトヨタ カムリやホンダ アコード、フォード フュージョンなど、関税の影響を受けにくい車種へ目が向きやすくなるでしょう。こうした動きは輸入車全体の販売台数を減少させ、特に高級車ブランドには大きな痛手となりえます。

中古車価格への波及効果

新車の輸入価格が高騰すると、その代替として中古車需要が高まる可能性が大いにあります。中古車相場が上昇すれば、これまで手の届きやすかったBMW 3シリーズの中古車やメルセデス・ベンツ Eクラスの中古車も値上がりするかもしれません。一方で、米国内生産の車両やすでに市場に出回っている車両については、関税の直接的影響を受けないため、中古車選びが今後ますます重要になるでしょう。

特に、レクサスやアキュラ、インフィニティといった日本ブランドの高級車のうち、米国内生産が少ないモデルは新車価格の大幅アップが想定されるため、中古車市場でも人気が高まることが見込まれます。ただし、供給台数に限りがあるため、早期に買い控え・買い占めが起こり、一時的に中古車全体の相場を押し上げる可能性があります。

日本メーカーへの影響:北米現地生産体制の再検討

日本の自動車メーカーの多くは、北米にも生産拠点を設けているため、ある程度は関税の回避が可能です。たとえば、トヨタ カムリやホンダ CR-Vはすでに米国内や北米地域で生産されており、25%関税がかかった場合でも影響は限定的です。一方、日産やマツダ、スバルなどで米国内生産が少ない車種の場合は、価格競争力を落とすリスクが高まります。

また、レクサスブランドの多くのモデルやスバルの一部車種(例:スバル BRZなど)は現地生産がまだ進んでいないか限定的であるため、輸入関税の影響をより強く受けるでしょう。こうしたメーカーは、長期的に見て北米での生産拠点拡充や部品の現地調達率向上などを再検討しなければならない状況に迫られるかもしれません。

消費者への具体的影響と購入タイミング

消費者にとっては、新車を輸入車から選ぶ場合の負担増が大きな懸念です。高級車だけでなく、比較的安価な輸入コンパクトカー(フォルクスワーゲン ゴルフやプジョー 208など)でも数十万円程度の値上がりが発生する可能性があります。そのため、以下のような点に注意して購入計画を立てることが重要です。

  • 米国内生産のモデルを優先して検討:トヨタ カムリやホンダ アコードなどは価格上昇のリスクが低い
  • 中古車市場の相場をこまめにチェック:人気が上がる可能性が高い輸入中古車は、早めの購入も視野に
  • 関税施行前後の動きに注目:タイミング次第で値上げ前の在庫車を手に入れることができる場合もある

市場の先行きと対策

自動車関税25%は、短期的に見ると米国国内メーカーが恩恵を受けるように見えますが、長期的には他国との貿易摩擦が激化し、米国メーカーも海外市場での報復関税などにさらされる可能性があります。結果として、世界的な自動車市場の不安定化を招きかねません。

メーカー各社は、以下のような対策を迫られるでしょう。

  • 生産拠点の最適化:北米で生産する車種を増やす、工場増設を検討する
  • モデル戦略の見直し:販売台数が少ない車種の米国内生産化は合理的か慎重に判断
  • サプライチェーンの強化:部品の現地調達率を高めて関税負担を軽減

消費者は、関税や貿易交渉の動向をチェックしながら、購入タイミングや車種の選択を検討する必要があります。中古車を含む需要と供給のバランスが大きく変化する可能性があるため、相場を綿密に観察することが重要です。

まとめ:関税25%がもたらすリスクと今後の展望

トランプ大統領が検討する自動車関税25%は、輸入車の価格上昇を通じて消費者負担を増やし、企業の生産戦略にも大きな再編を迫る可能性があります。BMWやメルセデス・ベンツ、レクサスなどの高級車ブランドだけでなく、トヨタ プリウスやホンダ フィットといった比較的安価な輸入車にも価格上昇の波が及ぶでしょう。その結果、新車価格だけでなく中古車市場も値上がりのリスクが高まります。

日本メーカーの場合はすでに北米生産を進めている例が多いものの、まだ輸出依存度の高いモデルについては戦略の見直しが欠かせません。消費者側も「いつ」「どこで作られた車を」「いくらで買うか」の見極めがより一層シビアになるでしょう。今後の米国政権の動向や国際情勢に注目しながら、最適な選択を行うことが求められます。

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この記事を書いた人

IT企業勤務の後に独立。車事業の立ち上げも経験。
車の購入などに悩む方へ、参考になる情報を提供すべく記事を執筆しています。
今までの愛車遍歴は、BMW、ポルシェ、マセラティ、メルセデスAMG等、スポーツカーをメインで乗り換えてきました。
現在は愛犬を乗せてスポーツカーでのドライブが趣味です。

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