2007年のデビュー以来、日本が誇るスーパーカーとして君臨してきた「日産R35 GT-R」。その卓越した性能と存在感で世界中のドライバーを魅了してきました。しかし2025年、ついにR35 GT-Rは生産終了を迎えます。16年以上にわたる進化と改良の歴史に終止符を打つこの決断の背景には、環境規制や安全基準、そして次世代モデルへの布石といった複合的な要因があります。本記事では「なぜR35は終了するのか」「最後のモデルはどんな仕様なのか」「中古市場やリセールはどう変化するのか」「次期GT-Rはどうなるのか」といった疑問を徹底解説。筆者の独自視点も交え、GT-Rの未来像までを掘り下げます。
R35 GT-Rとは?その歴史と進化
初代登場と「スーパーカー殺し」の復活
2007年に登場したR35 GT-Rは、R34 GT-Rから7年ぶりの復活モデルでした。スカイラインの冠を外し、日産を代表する「NISSAN GT-R」として独立。ニュルブルクリンクで鍛え抜かれた走りは世界を驚かせ、当時のフェラーリやポルシェに匹敵する性能を圧倒的なコストパフォーマンスで実現し「スーパーカーキラー」と呼ばれました。
年次改良と特別仕様車
R35の特徴は毎年のように行われた「年次改良」です。2009年以降、制御プログラムの変更や足回りの調整、内装の上質化など細かな改善を積み重ね、常に進化を続けました。「NISMO」や「SpecV」「EGOIST」「50th Anniversary」などの特別仕様車も投入され、コレクター心をくすぐり続けました。
世界に誇るパフォーマンスの象徴
搭載された3.8L V6ツインターボ「VR38DETT」エンジンは600馬力級のモンスター。四輪駆動システム「ATTESA E-TS」と組み合わされ、0-100km/h加速はわずか3秒前後を記録。ニュルブルクリンクでのタイムも7分台前半に迫り、世界最高水準の性能を誇りました。
R35 GT-Rが生産終了となる理由
厳格化する環境規制と排ガス基準
生産終了の最大の理由は環境規制です。日本や欧州の厳しい排ガス・燃費基準は、大排気量ターボエンジンにとって大きな負担。最新規制に適合させるための開発費は膨大であり、継続生産の採算性が取れなくなったといえます。
安全基準・騒音規制への対応の限界
歩行者保護基準や騒音規制の強化も大きな障壁でした。エンジンサウンドはGT-Rの魅力である一方、規制に対応させればその個性が失われかねません。設計思想が2007年当時のままであるため、最新基準に完全対応するには根本的な設計変更が必要でした。
16年以上の長寿モデルゆえの限界
モデルライフが16年以上に及ぶのは異例です。年次改良を重ねることで寿命を延ばしましたが、部品調達や生産コストが高騰。新規需要も減少傾向にあり、生産終了は必然といえるでしょう。
次世代GT-Rへの布石
R35の終了は同時に「新しいGT-Rの誕生」を意味します。日産はすでに次世代モデルの開発を進めており、電動化技術を取り入れた新GT-Rの可能性が高まっています。
最終モデル「R35 GT-R 2025年モデル」の全貌
価格帯とグレード構成
最終モデルの価格は約1,400万円〜2,500万円。プレミアムエディション、ブラックエディション、そして頂点に立つ「NISMO」がラインナップされます。
特別仕様車・限定モデルの魅力
最後を飾る「NISMO スペシャルエディション」では専用チューニングのエンジンやカーボンパーツを採用し、コレクション性を一層高めました。
販売期間と受注終了
2025年内をもって生産終了。既に多くのディーラーで受注枠は埋まっており、新車での入手は困難な状況です。
最後に買うべきモデルは?
希少性・リセールを考慮すれば「NISMO」が最有力ですが、日常使用と維持費を考えると「プレミアムエディション」もおすすめです。
R35 GT-R生産終了の影響
新車市場での影響
新車はプレミア価格での取引が発生し、当初の希望小売価格を大幅に上回るケースも増えています。
中古車市場での価格高騰
中古市場は既に高騰。低走行の個体は1,500万円を超える例もあり、投資対象としての注目度が急上昇中です。
リセールバリュー
スポーツカーの中でもトップクラスのリセールを誇るGT-R。今後はさらに上昇が見込まれ、所有すること自体が資産形成につながります。
コレクター需要
世界中でGT-Rの評価は高まり、R34同様にR35も「伝説の一台」として語り継がれるでしょう。
R35 GT-Rのライバルと比較
国産ライバル:スープラ・NSX
スープラやNSXと比較すると、GT-Rは圧倒的な加速性能と四駆システムで一線を画してきました。
欧州スーパーカーとの比較
ポルシェ911やランボルギーニと比べても、GT-Rは価格で優位。維持費も現実的で「買えるスーパーカー」として愛されました。
独自の価値
「国産でニュル最速を目指した唯一のモデル」というアイデンティティはGT-Rだけのものです。
後継モデルは登場するのか?
EVかハイブリッドか?
日産の電動化戦略から、次期GT-RはハイブリッドまたはEVとなる可能性が濃厚です。
開発陣の発言
「GT-Rの魂を次世代に受け継ぐ」とのNISMO関係者の発言からも、新モデル登場は時間の問題です。
期待される技術
ソリッドステートバッテリーや新世代モーター、AI制御の駆動システムなどが候補に挙がります。
筆者の視点|R35 GT-Rを今、買うべき理由
最後の純ガソリンGT-R
電動化が進む中で「最後のガソリンGT-R」という価値は計り知れません。
スポーツカー市場の潮流
フェラーリもポルシェも電動化の道を歩んでおり、純ガソリンの名車は今後ますます希少化します。
所有体験の価値
GT-Rの加速感やサウンドは、ただの性能ではなく“伝説と共存する喜び”を与えてくれるものです。
よくある質問(FAQ)
Q1. R35 GT-Rはいつ生産終了しますか?
→ 2025年内をもって終了予定です。
Q2. 最終モデルはどこで買えますか?
→ 正規ディーラーで販売されましたが、多くは完売しています。
Q3. 中古車価格は今後どうなりますか?
→ 高騰傾向が続き、特にNISMOや限定車は投資対象となります。
Q4. 後継はEVですか?
→ 完全EVまたはハイブリッドになる可能性が高いです。
Q5. 今買うべきですか?
→ 資産価値を考えるなら今が最後のチャンスです。
まとめ|R35 GT-Rは伝説となり、未来へ受け継がれる
2007年から2025年まで16年以上にわたり、日本の技術力を体現してきたR35 GT-R。その生産終了は一つの時代の終焉ですが、次世代モデルへの期待も同時に高まります。最後の純ガソリンGT-Rを手にできるのは限られた人だけ。中古市場の高騰を考えれば、今こそ行動に移すタイミングです。R35 GT-Rは永遠に語り継がれる伝説として、未来へと受け継がれていくでしょう。