マツダRX-7は、日本を代表するスポーツカーの一つとして、いまなお根強い人気を誇っています。特に最終型のFD3Sは、美しいデザインと唯一無二のロータリーサウンドで、クルマ好きの憧れの的です。
しかし一方で、「RX-7はやめとけ」「後悔した」というネガティブな声もネット上では散見されます。
この記事では、RX-7を本気で検討している方に向けて、「なぜ“やめとけ”と言われるのか?」「どんな人が後悔するのか?」を徹底解説。
維持費・故障リスク・燃費といったリアルな課題に加え、逆にRX-7が唯一無二の魅力を放つ理由にもフォーカスし、後悔しない選択をサポートします。
25年間一緒に過ごしたとうい方もいるぐらい魅力的な車ではありますね。「友達だった。いつも一緒にいる友達」というぐらい本当に良い相棒だったんだと思います。筆者も今一番乗りたい1台です。小学生の頃は良く深夜に夜ふかしして頭文字Dを見ていました。高橋啓介の黄色のRX-7が印象的でしたね。
目次
なぜ「RX-7はやめとけ」と言われるのか?主な理由5選
1. 維持費が高い
- 自動車税は排気量1300ccにもかかわらず、1,500〜2,000cc区分(39,500円/年)
- ハイオク指定で燃費は6〜8km/L程度、年間ガソリン代20万円超も珍しくありません
- 車検・保険・整備込みで、年間維持費は50〜70万円程度になることも
2. 故障リスクが高い(特にエンジン)
- ロータリーエンジンは構造が特殊で、オーバーホール必須(10万kmが目安)
- オーバーホール費用は約30〜50万円
- 経年劣化によるセンサー類・配管・電装系のトラブルも多く、**「乗ったら毎年どこか壊れる」**と語るオーナーも
3. 燃費が悪い
- 街乗り実燃費は6〜7km/L、高速でも10km/L前後
- スポーツカーの宿命とはいえ、ガソリン代が家計を圧迫するレベルという声も
4. パーツが手に入りにくい・高い
- 純正部品は絶版も多く、リビルトや社外品で代替
- ヘッドライトユニットやECU関連はプレミア価格化
- 簡単な修理でも納期・費用が読みにくい
5. ローン審査が通りにくい
- 年式が古いため、金融機関によってはローン不可となる場合も
- 中古車価格が高騰し、200〜500万円台の個体が主流
- 頭金多め or 現金一括での購入が現実的な選択肢
それでもRX-7が愛される理由と魅力
- 世界的に希少なロータリーエンジン車
- 曲線美の極みとも言えるFD3Sのスタイリング
- 軽量FRスポーツとして、サーキット走行でも一線級
- ファン層の熱量が高く、中古市場でも価値が落ちにくい
実際に買って後悔した人の声
- 「見た目と音に惹かれて買ったが、整備代に泣かされた」(30代男性)
- 「パーツ探しが毎回大変。でもそれも含めて楽しい」(40代男性)
- 「納車直後にエンジン不調。ロータリーを甘く見てた…」(20代男性)
RX-7の維持費内訳(年間コスト目安)
項目 | 金額(目安) |
---|---|
自動車税 | 約39,500円 |
重量税+自賠責(年割) | 約25,000円 |
任意保険 | 約70,000円〜 |
燃料費(年間1万km走行) | 約230,000円 |
車検・点検 | 約100,000円(2年平均) |
整備・修理費 | 約50,000〜100,000円 |
合計 | 約515,000〜565,000円/年 |
RX-7を「やめとけ」ではなく「買ってよかった」にする条件
- ロータリー専門の整備店と付き合える(もしくはDIY派)
- 維持費を覚悟した上で所有できる経済力がある
- 雨天未使用・低走行などコンディションの良い個体を選ぶ
- 相場・歴代モデルを調査して、「今買うべきか?」を冷静に判断
おすすめモデル・グレード(FD3S)
モデル年式 | 特徴 | 中古価格帯 |
---|---|---|
1〜3型(1991〜1995) | 初期型、やや相場安め | 約200〜350万円 |
4〜5型(1996〜1999) | パワー向上・信頼性アップ | 約280〜450万円 |
6型(2000〜2002) | 最終型・人気・高価格帯 | 約400〜600万円 |
まとめ|RX-7は覚悟があれば最高の1台。軽い気持ちでは買うな!
RX-7は、ロータリーエンジンの個性と美しさを楽しめる、世界でも貴重なスポーツカーです。
ただし、故障リスク・維持費の高さ・燃費の悪さといった“覚悟すべき部分”があるのも事実。
✅ 後悔しないためには
- 専門ショップの協力
- 維持費の計画
- コンディション重視の中古選び
- 「趣味車」として割り切る気持ち
それらが整えば、RX-7は一生モノの1台になり得ます。