「新型ヴェゼルって見た目は良いけど、実際どうなの?」 「“ひどい”って言われてるけど、本当?」
そんな疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。ホンダ・ヴェゼルはコンパクトSUVの中でも高い人気を誇るモデルですが、SNSやレビューサイトを見ると、時折「ひどい」「買って後悔した」といったネガティブな声が見られます。
この記事では、「新型ヴェゼルは本当にひどいのか?」というテーマのもと、ユーザーからの実際の口コミ・後悔ポイント・スペック上の弱点・競合車種との違いまで徹底的に解説。さらに、購入前に知っておくべき注意点と、どんな人なら満足できるのか?までを網羅します。
失敗しないクルマ選びのために、ぜひ最後までお読みください。
画像引用:ホンダ公式
新型ヴェゼルが「ひどい」と言われる理由5選
1. ハイブリッドの加速がもっさりしている
新型ヴェゼル(e:HEV)はモーター走行主体のハイブリッドシステムを採用していますが、街乗りでの加速感に不満を持つユーザーが一定数います。
「踏んでも加速しない」「ラグを感じる」といった口コミは特に多く、前型(ガソリン車)に比べて“スポーティさが薄れた”という声も。
→ パワー感や俊敏さを求める人には物足りないかもしれません。
2. 後方視界が極端に悪い
スタイリッシュなクーペフォルムのデザインにより、リアウィンドウが小さく、Cピラーも太め。そのため、「バック駐車時に見えにくい」「夜は特に不安」といった視界の悪さを指摘する声が目立ちます。
バックカメラやブラインドスポットモニターに頼らざるを得ない場面が多く、運転初心者や年配層にはハードルが高いという意見もあります。
3. 内装の質感が“チープ”という評価も
デザイン性には定評がありますが、インテリアの素材感やスイッチ類の操作感に「コストカットの跡が見える」という批判もあります。
特にベースグレードでは質感の低下が顕著で、価格とのバランスを疑問視するユーザーも少なくありません。
→ 上位グレードとの差が大きく、満足度に差が出やすい構成。
4. 静粛性にやや難あり
「エンジン音がうるさい」「ロードノイズが気になる」といった不満も散見されます。
特に高速走行時や荒れた路面では、室内への騒音の入り方に不満を感じる声があり、長距離ドライブに不向きと感じる人もいます。
5. ライバル車との比較で見劣りする場面も
- トヨタ・ヤリスクロス:燃費・価格で優位
- マツダ・CX-30:内装質感・走行性能で高評価
- スバル・XV(現・クロストレック):走破性・4WD性能に定評
同価格帯のSUVと比較した際に、「ヴェゼルにしかない明確な魅力がない」と感じる層も一定数います。
ユーザー口コミから見る「後悔したポイント」
- 「納車まで4ヶ月待ったのに、思ったより走りが軽すぎてテンション下がった」
- 「Cピラーの死角が怖すぎて乗るのが疲れる」
- 「インテリアがカタログで見たほど高級感がない」
- 「燃費はいいけど、運転してて楽しくない」
- 「ディーラーで装備の追加をすすめられて予算オーバー」
→ 実際の購入者の声を見ても、“期待が高すぎた反動”による失望感がにじんでいます。
購入前にチェックすべきポイントまとめ
- 加速感:e:HEVはエコ志向。スポーツ感を求めるなら試乗必須。
- 視界:試乗時にバック駐車・車線変更を実際にやって確認を。
- インテリア:カタログだけでなく現車確認。特にベースグレードは要注意。
- グレード選び:上位モデルは装備充実だが価格も跳ね上がる。
- 納期と見積もり:値引き交渉・オプションの整理を忘れずに。
それでもヴェゼルが選ばれる理由とは?
とはいえ、ヴェゼルには確かな魅力もあります。ここでは「ひどい」という評価と逆に、評価されているポイントを紹介します。
洗練された外観デザイン
シンプルで直線的なラインを基調としたデザインは、欧州車ライクで上質感があり、若者からシニア層まで幅広い支持を得ています。
コンパクトSUVとしてのバランス力
取り回しの良さ、荷室の使い勝手、後席の足元空間など、日常使いにちょうど良いサイズ感。都市部ユーザーにも人気です。
e:HEVの燃費性能
実燃費20〜25km/L前後と、ガソリン代が気になるユーザーには大きな安心材料。
ホンダセンシングの信頼性
ACC(アダプティブクルーズコントロール)やLKAS(車線維持支援)など、先進安全装備が全車標準で安心感は高いです。
競合と比較した場合の立ち位置
車種 | 燃費性能 | 内装質感 | 荷室スペース | 静粛性 | 価格帯(目安) |
---|---|---|---|---|---|
ヴェゼル | ◎ | △ | ○ | △ | 260万〜350万 |
CX-30 | ○ | ◎ | △ | ◎ | 250万〜380万 |
ヤリスクロス | ◎ | △ | ○ | ○ | 230万〜320万 |
クロストレック | ○ | ○ | △ | ◎ | 270万〜370万 |
結論:「ひどい」と感じる人には明確な共通点がある
新型ヴェゼルに対して「ひどい」と感じてしまう人の多くは、以下のような傾向があります:
- 加速感や走りにこだわるタイプ(スポーティ志向)
- 車に“ワクワク感”や高級感を求めるタイプ
- 細かい装備や質感にもこだわる審美眼を持っている人
一方、
- 燃費・安全装備重視
- 通勤や買い物など日常用途中心
- 洗練された見た目とサイズ感を重視する
という方にとっては、新型ヴェゼルは「非常にバランスが取れた実用SUV」と言えます。
最後に:試乗と情報収集が後悔を防ぐカギ
どんなクルマも万人に完璧ということはありません。だからこそ、「ひどい」と感じる人の声を鵜呑みにするのではなく、自分の価値観と照らし合わせて判断することが大切です。
新型ヴェゼルがあなたに合うかどうかを知るには、試乗が何よりも重要。ディーラーでの試乗予約、グレード別の装備確認、ライバル車との比較など、情報を多角的に収集して後悔のない選択をしましょう。
「ひどい」と言われている理由を知った上で選べば、それは“納得の一台”になるかもしれません。