「NSXの初代って、いくらするの?」「今買って後悔しない?」「どのグレードが狙い目?」
そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
1990年に誕生したホンダ初代NSX(型式NA1)は、今なお世界中のクルマ好きを魅了し続ける国産スーパーカーの金字塔”です。
特にNA1型は、オールアルミボディ・高回転型VTECエンジン・F1譲りの開発思想などが語り継がれ、希少性・価値ともに高騰しています。
本記事では、2025年最新の中古価格相場からグレードごとの違い、実際のオーナーに支持されるモデルや購入前に知っておくべき注意点まで、網羅的に解説します。
初代NSX(NA1)とは?|日本が世界に誇るピュアスポーツ
1990年に発売された初代NSX(NA1型)は、世界初のオールアルミボディやミッドシップレイアウトを採用し、フェラーリにも劣らぬ性能と扱いやすさを両立した革命的なスーパーカーです。
ホンダはこのNSXにF1で得た技術を惜しみなく注ぎ込み、開発段階ではアイルトン・セナも走行テストに参加したことで知られています。
現在では世界中でクラシックカー・投資対象車両としての地位を確立。日本国内でも入手困難な状態が続いています。
初代NSX(NA1)の中古価格相場【2025年最新】
年式や仕様、グレード、コンディションによって価格は大きく変動します。以下に最新の価格傾向をまとめました。
年式・仕様別の中古価格相場表
年式 | グレード | 走行距離目安 | 中古価格帯 |
---|---|---|---|
1990〜1993年式 | ベースグレード(MT/AT) | 5〜10万km | 約950〜1,300万円 |
1994〜1996年式 | タイプT / タイプS | 4〜7万km | 約1,400〜1,800万円 |
1995〜1996年式 | NSX-R(NA1) | 3〜6万km | 約2,000〜3,000万円 |
特別仕様・レストア済 | 個別車両 | 1〜3万km未満 | 3,000万円超も |
※相場はグーネット、カーセンサー等の取引事例を元に独自集計
価格が高騰している要因としては、「NSX-R」などの生産台数が極端に少ないグレードや、無事故・低走行・純正コンディションを保つ個体が少なくなってきたことが挙げられます。
おすすめグレード|どのNA1を選ぶべき?
NSX NA1には複数のグレードが存在し、価格と装備、走りのバランスが異なります。以下にグレード比較をまとめました。
グレード比較表
グレード名 | 特徴 | 中古価格目安 | 向いている人 |
---|---|---|---|
ベースグレード(MT) | 最もシンプルかつ流通数多め | 約1,000〜1,300万円 | 初代NSXの世界を体験したい人 |
タイプS | 専用足回り・軽量化・レカロ標準 | 約1,400〜1,800万円 | NA1の走りを本格的に味わいたい人 |
タイプT | 快適装備を追加したGT仕様 | 約1,300〜1,600万円 | 長距離や日常使いも視野に入れる人 |
NSX-R(NA1) | 軽量・剛性強化・ピュアな走り | 約2,000〜3,000万円 | コレクション価値・本物志向の人向け |
なお、5MT(5速マニュアル)仕様はプレミア化が進行中。逆に4AT(オートマ)は価格が控えめですが、リセールや将来価値ではMTに劣ります。
初代NSX購入前のチェックポイントと注意点
オリジナル状態を重視するなら「純正パーツの有無」は重要です。特にホイール・エアロ・内装パーツが変更されていると、将来的な価値評価に影響する可能性があります。
以下のポイントは特に要確認です。
● エアコンや電装系の動作確認
● ブッシュ・マウントなど足回りのヘタリ
● シンクロの入り不良(MT)
● フレーム腐食や錆(特に雨ざらし保管車)
● 点検記録簿や修復歴の有無
できればスズキ/ホンダのディーラー系認定中古車や、整備履歴の明確な車両を選ぶのが理想です。
NSX NA1の今後の価値と将来性
クラシックカーとしての資産価値
すでに国内外のコレクターから注目されており、価格は上昇基調が継続中。NA1はNSXの原点であり、VTEC自然吸気×5速MTという今では味わえない構成が魅力です。
再販・レストモッドの可能性
2024年にはホンダが一部部品の再販を開始。今後も「レストア需要」が高まれば、相場はさらに強くなると見られています。
今後の予想
・NSX-Rは完全に“コレクターズアイテム”に
・ベースグレードもオリジナルコンディション維持で高騰見込み
・価格が下がる要素は当面ないため、「買うなら早め」が基本戦略
まとめ|NSX NA1は“今が買い時”な唯一無二の国産名車
・初代NSX(NA1)は今なお色褪せない名車で、価格は年々上昇傾向
・おすすめグレードは「ベースMT」or「タイプS」
・整備履歴・走行距離・オリジナル性をしっかりチェック
・資産価値も兼ねたクルマとして、所有満足度が非常に高い1台
「一度はNSXを所有したい」
その夢、NA1なら今こそリアルに叶えるチャンスかもしれません。