アバルト695のグレードはどれを選ぶ?歴代モデルの違いと狙い目【2026年】

結論から言うと、アバルト695のグレード選びは「変速機とハンドル位置」「快適性か走りか」「限定車の希少性を重視するか」の3点で絞り込むのが近道です。 695は限定車や特別仕様車が多く、同じ695でも変速機や装備がかなり違います。

また、アバルト公式サイトでは、日本向けの現行695シリーズは生産を終了したと説明されています。これから695を選ぶ場合は、新車の在庫確認に加えて、中古車も視野に入れることになります。

この記事では、アバルト公式サイトとステランティス ジャパン(旧FCAジャパン)の発表資料をもとに、日本で販売された主な695の特徴と、目的別の選び方を整理します。

目次

アバルト695とは?595との違い

アバルト695は、フィアット500をベースにしたアバルトのコンパクトスポーツの中で、上位に位置づけられるシリーズです。現行の公式ラインアップでは、F595が165PS、695系が180PSと、695のほうが出力が高く設定されています。

現行の695系には、快適性も重視した「695 ツーリズモ」とオープンの「695C ツーリズモ」、走りを重視した「695 コンペティツィオーネ」があります。これらは2023年3月14日に日本で発売されました。

595と695の性能・価格の違いは、別の記事で詳しく比べています。この記事では、695の中でどれを選ぶかに絞って解説します。

日本で販売された主な695の一覧

日本では、カタログモデルのほかに数多くの限定車が販売されてきました。主なモデルを発表資料で確認できた範囲でまとめます。

モデル日本での発売台数変速機発表時の価格
695 ビポスト2015年9月カタログモデル5速MT(左ハンドル)594万4,000円
695 リヴァーレ/695C リヴァーレ2018年11月計150台資料で確認できず405万円/422万円
695 エッセエッセ2022年5月400台5速MT(右・左ハンドル)470万円
695 ツーリズモ/695C ツーリズモ2023年3月カタログモデルATモード付5速シーケンシャル470万円/500万円
695 コンペティツィオーネ2023年3月カタログモデル5速MT(左)/シーケンシャル(右)480万円/500万円
695 ペッレ2023年6月100台(日本専用)シーケンシャル(右ハンドル)520万円
695 75° アニヴェルサリオ2024年7月350台資料で確認できず550万円
出典:アバルト公式サイト、ステランティス ジャパン発表資料ほか。ビポスト以外は税込価格。ビポストはOPENERS掲載の発表内容で、価格は2015年の発表時の表記(標準仕様)。ツーリズモとコンペティツィオーネの価格は公式サイト掲載の表記(2023年8月・12月時点)

このほかにも695の名前を持つ特別仕様車や、海外で発表されたモデルがあります。日本の正規販売が確認できないモデルは、この記事では扱っていません。

主な695の特徴

695 ビポスト(2015年〜)

ビポストは、レース専用車「695 アッセットコルセ」の公道仕様として登場したモデルです。1.4Lターボで190PSを発生し、左ハンドルのみの設定でした。

発表時の価格は、標準仕様が594万4,000円、カーボンの内装パネルや機械式LSD、ドグリング式トランスミッションなどを備えた仕様が845万6,400円でした。アクラポヴィッチ製の排気系や18インチのOZ製ホイールも装備されています。

695の中でも特にサーキット志向が強いモデルです。日常の足として使うよりも、趣味の1台として選ぶ人向けといえます。

695 リヴァーレ(2018年〜)

リヴァーレは、イタリアの高級ボートメーカー「リーヴァ」とのコラボレーションモデルです。2018年11月に、ハッチバック85台とオープンの695C 65台、合計150台の限定で発売されました。

専用の2トーン塗装、マホガニー調のダッシュボードとステアリング、ブルーのレザーシートなど、上質な内外装が特徴です。アクラポヴィッチ製のエキゾーストも装備されています。走りと見た目の華やかさを両立したい人に向いています。

695 エッセエッセ(2022年)

エッセエッセは、595 コンペティツィオーネをベースにした限定車です。世界1,390台のうち日本には400台が割り当てられ、2022年5月28日に発売されました。

全車5速MTで、右ハンドルと左ハンドルを選べたのが大きな特徴です。アルミ製エンジンフード、角度を調整できるリアスポイラー、アクラポヴィッチ製エキゾースト、ブレンボ製フロント4ポットキャリパー、KONI製FSDショックアブソーバーを備えます。右ハンドルで5速MTの695に乗りたいという人にとって、有力な候補になります。

695 ツーリズモ/695C ツーリズモ(2023年〜)

現行のカタログモデルで、快適性も重視した仕様です。変速機はATモード付5速シーケンシャルのみで、クラッチペダルはありません。電動ソフトトップを持つ695Cも選べます。

2ペダルで気軽に乗りたい人や、オープンエアを楽しみたい人に向いています。ただし、シーケンシャルは一般的なトルクコンバーター式ATとは変速の感触が違うため、試乗で確かめることが大切です。

695 コンペティツィオーネ(2023年〜)

走りを重視したカタログモデルです。サベルト製スポーツシート、ブレンボ製フロント4ポットキャリパー、KONI製FSDショックアブソーバー、レコードモンツァのエキゾーストなどを備えます。

5速MTは左ハンドル、シーケンシャルは右ハンドルという組み合わせです。右ハンドルのMTは選べない点に注意しましょう。

695 ペッレ(2023年)

695 コンペティツィオーネをベースにした、日本専用の100台限定車です。ブラウンのレザーシートが特徴で、右ハンドル・ATモード付5速シーケンシャルの組み合わせでした。価格は520万円(税込)です。

695 75° アニヴェルサリオ(2024年)

アバルト創立75周年を記念した限定車で、日本向けは350台(左ハンドル100台、右ハンドル250台)、世界では1,368台の限定です。価格は550万円(税込、2024年7月3日時点)でした。公式サイトでは、日本向け生産を終了した現行695シリーズの最後の限定車と説明されています。

目的別の選び方

ここまでの特徴をもとに、目的別の候補を整理します。

重視すること候補になるモデル
右ハンドルの5速MT695 エッセエッセ
2ペダルで気軽に乗りたい695 ツーリズモ、695 ペッレ
オープンで楽しみたい695C ツーリズモ、695C リヴァーレ
サーキット走行も考えたい695 コンペティツィオーネ、695 ビポスト
内外装の特別感695 リヴァーレ、695 ペッレ
最終期のモデル695 75° アニヴェルサリオ
公式発表の装備・変速機をもとにした整理

右ハンドルのMTを選べる695は限られます。現行のF595も右ハンドルの5速MTですが、出力は165PSです。出力より変速機を優先するなら、F595も候補に入れて比べるとよいでしょう。

中古で695を選ぶときのポイント

日本向けの695シリーズが生産を終えたため、今後は中古車が選択肢の中心になります。中古車の価格は時期や個体の状態で大きく変わるため、ここでは確認すべき点を整理します。

変速機とハンドル位置を最初に決める

695は、同じモデル名でも変速機とハンドル位置の組み合わせが決まっています。たとえば695 コンペティツィオーネのMTは左ハンドルです。乗りたい組み合わせを先に決めてから車両を探すと、候補を効率よく絞り込めます。

限定車は証明できる書類や付属品を確認する

限定車は、専用の装備や付属品があって初めて価値が伝わります。シリアルプレートなどの付属品や、限定車であることを示す書類がそろっているかを確認しましょう。売却するときの評価にも関わります。

消耗品と変速機の状態

走りを楽しむモデルのため、タイヤ、ブレーキパッド、ディスクローターの状態は必ず確認したいポイントです。MT車はクラッチの切れ具合とシフトの入り、シーケンシャル車は変速のスムーズさを試乗で確かめましょう。

整備記録と改造の有無

正規ディーラーでの点検記録があるかを確認しましょう。マフラーや足まわりが社外品に交換されている場合は、車検に適合しているかと、純正部品が残っているかもあわせて確認します。保証付きの車両なら、購入後の故障に備えやすくなります。

よくある質問(FAQ)

Q. アバルト695のおすすめグレードはどれですか?

使い方によって変わります。2ペダルなら695 ツーリズモ、右ハンドルのMTなら695 エッセエッセ、サーキット走行も考えるなら695 コンペティツィオーネが候補です。

Q. アバルト695は新車で買えますか?

公式サイトでは、日本向けの現行695シリーズは生産を終了したと説明されています。新車の在庫があるかは、正規ディーラーで確認してください。

Q. 右ハンドルでMTの695はありますか?

695 エッセエッセ(400台限定)は、右ハンドルの5速MTを選べました。現行カタログモデルの695 コンペティツィオーネのMTは左ハンドルのみです。

Q. 695 ビポストはどんなモデルですか?

レース専用車の公道仕様として2015年に登場した、190PSのモデルです。左ハンドルのみで、695の中でも特にサーキット志向が強い仕様です。

Q. 限定車は中古でも高いですか?

限定車の中古価格は、台数の少なさや状態によって大きく変わるため、一概には言えません。購入時は、同じモデルの複数の在庫を比べて相場を確認しましょう。

まとめ

  • 695選びは「変速機とハンドル位置」「快適性か走りか」「限定車の希少性」の3点で絞る
  • 現行カタログモデルは695 ツーリズモ(2ペダル)と695 コンペティツィオーネ(走り重視)
  • 右ハンドルのMTを選べた695は、400台限定のエッセエッセ
  • 日本向けの695シリーズは生産終了。今後は在庫車と中古車が中心
  • 中古は変速機、消耗品、整備記録、限定車の付属品をしっかり確認する

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参考情報

※価格は消費税込みのメーカー希望小売価格です。最新の情報はメーカー公式サイトまたは販売店でご確認ください。(2026年11月時点の情報)

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