WRC直系のホットハッチとして人気を集めるGRヤリスが、2025年に待望のモデルチェンジ。今回の新型は、単なるマイナーチェンジではなく走行性能・内装装備・ユーザーインターフェースに至るまで大幅な刷新が施されています。
本記事では、新型GRヤリスの注目ポイントや従来モデルとの違い、グレードごとの装備差、価格帯、さらにライバル車との比較まで、購入検討者の「知りたい!」を徹底的にカバーしていきます。
画像引用元 : TOYOTA GAZOO Racing
新型GRヤリスはここが変わった!注目の進化ポイント
2025年モデルのGRヤリスは、見た目以上に中身が劇的に進化しています。
- 新開発8速AT「GR-DAT」の搭載(AT派にも本格走りを)
- デジタルフル液晶メーター採用
- 車体剛性の強化(溶接ポイント追加)
- インフォテインメント大画面化+Apple CarPlay/Android Auto対応
- フロント・リアバンパーなどエアロデザインを変更
従来の“走り屋向けMT専用”というイメージから、より幅広いユーザー層に向けた仕様変更が印象的です。
外装・内装の変更点まとめ
外装では新しいバンパーデザインやアルミホイールの刷新が目立ち、よりアグレッシブな印象に。
内装ではインパネ周りが刷新され、12.3インチのフル液晶メーターと大型ディスプレイオーディオを標準装備(グレードにより差あり)。
ステアリングやメーターのデザインも見直され、スポーティさと高級感が両立されています。
パワートレイン&走行性能|新AT搭載の衝撃
これまでMT専用だったGRヤリスに、ついに**本格派スポーツAT(8速GR-DAT)**が追加されました。
パドルシフト付きで、Dレンジでも積極的なエンジンブレーキやスポーツ走行が可能。サーキットでも十分に使える仕様となっており、MTに抵抗があった層にも門戸が開かれたことは大きなトピックです。
グレード別の装備と価格一覧(2025年モデル)
グレード | ミッション | 主な装備 | 価格帯(目安) |
---|---|---|---|
RC | 6MT | シンプル装備・競技ベース | 約420万円〜 |
RZ | 6MT / 8AT | フル装備・標準モデル | 約485万円〜 |
RZ High Performance | 6MT / 8AT | LSD・冷却強化・専用サス | 約520万円〜 |
ATはRZグレード以上で選択可能です。価格帯は多少上昇していますが、装備内容を考慮すれば納得感のある設定です。
前モデルとの違いを比較
項目 | 旧モデル | 新型GRヤリス(2025) |
---|---|---|
AT設定 | なし | あり(8速GR-DAT) |
メーター | アナログ+小型液晶 | 12.3インチフル液晶 |
ディスプレイ | 7インチ前後 | 大型ディスプレイ+スマホ連携強化 |
内装質感 | 標準的 | より上質&スポーティに |
外観 | シンプル寄り | よりアグレッシブな造形 |
スイフトスポーツ・WRX S4との競合比較
比較項目 | GRヤリス | スイフトスポーツ | WRX S4 |
---|---|---|---|
価格帯 | 約420〜520万円 | 約210万円前後 | 約460〜530万円 |
駆動方式 | 4WD(GR-FOUR) | FF | AWD |
パワー | 272ps(1.6Lターボ) | 140ps(1.4Lターボ) | 275ps(2.4Lターボ) |
ミッション | 6MT / 8AT | 6MT / CVT | CVT |
ターゲット層 | 本格派・走り志向 | 若年層・コスパ重視 | 高速巡行・快適性重視 |
本格走行派はGRヤリス一択、コスパならスイスポ、快適性や長距離走行重視ならWRX S4がおすすめです。
どのグレードを選ぶべき?おすすめユーザータイプ
- 初めてのスポーツカー → RZ(AT)
- サーキットやジムカーナ狙い → RC
- フル装備で走りも楽しみたい → RZ High Performance(MT)
ライフスタイルや使用目的に合わせた選択がポイントです。
まとめ:新型GRヤリスは“買い”か?
2025年モデルのGRヤリスは、スポーツカーとしての本質を貫きつつ、快適性や使いやすさも飛躍的に向上。
これまでMTに躊躇していた層や、より洗練された内装・機能性を求める層にとっても、非常に魅力的な一台に仕上がっています。
今後の受注動向や在庫状況次第では、再び入手困難になる可能性もあるため、検討中の方は早めの行動をおすすめします。