【2025年版】BMW Z4は故障する?実際に購入して所有してみた結果!初代Z4 E85

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初代BMW Z4 E85 はBMWから販売されていたオープンカーです。駆け抜ける喜びをコンセプトにZ4シリーズの初代モデルとして人気を集めた車で、現在は3代目のG29が販売されています。あの土屋圭市氏も絶賛していた車両ですね。

​​こちらのBMW Z4ですが実際の購入経験から、故障について記事にしていきます。私は昔からスポーツカーが大好きで初めて購入した車がBMW Z4 E85になります。

BMWは壊れやすい、外車は壊れやすいと良く聞くと思います。実際にどうなのか解説していきます。

目次

実際は壊れやすいのか?

結果、壊れずに快適に乗れました。オープンカーだとオープン時の不具合があるようでしたが、私の場合は特に問題はなかったです。ただ、ぶつけてしまい、ドアにヘコみができてしまいましたが

私が購入したモデルは初代のZ4 前期型(E85)です。2006年モデルの Z4 2.5i、192ps/25.0kgm。直列6気筒DOHCの吹け上がりがたまらず乗っていて非常に楽しい車でした。まさに駆け抜ける喜びを体現している車と言っていいでしょう。

当時26歳の時に購入したのがこちらのZ4なのですが、当時の私はそこまでの収入がなく、でもスポーツカーが乗りたい。そこで実際に販売店に行って見に行ってみよう(購入する気はなかった、、、笑)と思って、その日に購入を決めてしまったのがBMW Z4になります。初めての車でドキドキ・ワクワクでしたが非常に乗っていて楽しく週末はよくドライブに出掛けていました。

初代がE85、2代目がE89、今では3代目まで販売されていますね。現行のZ4も非常にかっこいいと思います。
私が購入したBMW Z4の条件は以下の通り。

購入時の走行距離は3.5万キロ
ディーラーではない販売店(中古車屋)で購入
販売店の保証に加入
比較的状態は良い状態
フルローンで購入

よく故障する箇所はあるの?

私もBMW Z4所有した際に、販売店や車検時によく故障する箇所を聞きました。
故障する箇所は下記が多いとのことです。

 ギアが入らない(ポンプ故障)
ギアが入ってもすぐ抜ける(アキュームレーター故障)
走行時のジャダー(振動)がひどい(ポンプ・アクチュエーター故障)
電動オープン箇所の故障

修理費用はどのぐらい?

BMW Z4(E85)は年式が古くなるにつれて、いくつかの部位に不具合が出やすくなっています。購入前に以下のような故障履歴や修理記録の確認が重要です。

故障箇所症状修理費用目安
ギアポンプギアが入らない約15〜20万円
アキュームレーターギアがすぐ抜ける約10〜15万円
電動オープン機構開閉不良約10〜20万円
タイミングチェーン異音・エンジン不調約20万円以上
電装系(FRMモジュール)ライト・窓制御不良約10万円前後

Z4のような輸入車は、国産車より消耗品の劣化が早く、メンテナンスサイクルが短い傾向があります。整備を怠れば小さな不具合が大きな修理に繋がるため、定期点検が非常に重要です。

BMW Z4を買うならどのような車両が良い?

初代Z4はデビューが2003年と年式的に古い車です。走行距離や乗る頻度によって、やはりメンテナンスは必要になってきます。
タイヤ、バッテリーなどの交換時期が予測できる消耗品は別で予算を取っておくとして、水回り、エアコン、パワステ、トランスミッション、また、ソフトトップの故障など、様々な箇所が劣化し、部品交換が必要になってきますので対応が必要です。

BMW Z4 E85は、年式的にディーラーの認定中古車は存在しません。もし購入する場合は一般の中古車販売店になります。私も購入したのは一般的な中古車販売店での購入です。
保証付きの車両も販売されています。3ヶ月程度の短い保証期間であっても保証付きの車両を購入するのがオススメです。
ただし、販売店保証は保証内容・条件をしっかり確認しましょう。(修理金額の上限、保証範囲など)
メンテナンスのされていない車両は比較的に故障しやすく、安く購入できたとしても修理費用がかさんでかなりの金額になる場合が多いです。金額的に相場より安い車両を選ばず、定期的にメンテナンスされてきた車両、費用のかかる部品を直近で交換済みの車両などを購入するのがオススメかと思います。

初代Z4(E85)の中古車相場【2025年3月時点】

2025年現在、初代Z4(E85型)の中古車相場は以下の通りです。

年式走行距離相場価格(2025年)
2003〜2005年式6万〜10万km約65万円〜110万円
2006〜2008年式4万〜8万km約80万円〜140万円
Mロードスター(E85 M)5万km以下170万円〜240万円

※装備・状態・保証有無により価格は上下します。

200万円以下で手が届く希少なFRオープン2シーターである点は、今なお魅力です。ただし、安い個体にはリスクも伴うため、慎重な車両選びが必要です。

中古でBMW Z4(E85)を購入する際のポイント

1. 整備記録がある車両を選ぶ

年式が古いため、メンテナンス履歴がしっかり残っている車両が安心です。水回りやパワステ、タイミングチェーン関連が交換されている個体であれば、トラブルリスクが大きく減ります。

2. 「激安車両」には注意

相場より明らかに安い車両は、メンテナンスが不十分な可能性大。購入後に数十万円の修理費用が発生することもあります。

3. 保証付き販売車両を選ぶ

2025年現在でもZ4 E85はディーラー認定中古車の対象外です。そのため、購入先は一般の中古車店となります。短期間でも販売店保証がある車両を選ぶことをおすすめします。

初代Z4の年式別違いと選び方

Z4 E85は2003〜2008年まで販売されていましたが、2006年にマイナーチェンジ(後期型)を実施しています。

年式特徴
2003〜2005年(前期型)初期ロットで不具合報告がやや多い。価格は手頃。
2006〜2008年(後期型)ヘッドライトやテールランプのデザイン変更。内装質感の向上、電装の信頼性も若干向上。故障リスクもやや低め。

特に2006年以降の後期型は、電装系のトラブルが前期型より少ない傾向があり、実用性を重視するなら後期型がおすすめです。

BMW Z4を楽しむために必要なこと

BMW Z4は「壊れる車」ではありませんが、適切な維持管理が前提のクルマです。以下のような姿勢があれば、長く楽しく付き合えるでしょう。

  • 整備記録のある車両を選ぶ
  • 購入後も定期的に点検・整備を行う
  • 輸入車に慣れた整備工場・ショップを確保する
  • 突発的な修理費用のための予備資金を確保する

まとめ|BMW Z4(E85)は「壊れる車」ではないが、選び方と整備が鍵

BMW Z4(E85)は、維持管理さえしっかり行えば、故障に悩まされることなく走りを楽しめるスポーツカーです。特に直6エンジンのフィーリングやオープンカーならではの開放感は唯一無二の魅力です。

安価になってきた今だからこそ、「ちゃんと選ぶ・ちゃんと乗る」ことが重要。信頼できる販売店から、整備履歴のある個体を選び、定期的な点検を心がけましょう。

2025年現在でも、Z4 E85は走り好きにとって間違いなく“買い”の一台です。

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