「マセラティってカッコいいけど、実際どうなの?」「壊れやすいって聞いたけど、本当に後悔するの?」——そんな不安を持つ方へ。この記事では、実際のオーナー体験をもとに、「やめとけ」と言われる3つの理由、維持費 年間50〜100万円の内訳、リセールの実データ、そして後悔する人・満足する人の分かれ目を整理します。
結論|マセラティが「やめとけ」と言われる理由と実際【早見表】
| 言われている理由 | 実際のところ |
|---|---|
| 壊れやすい | 近年は品質が改善。ただし国産車と比べればトラブルは多め。電装系の不具合が代表的 |
| 維持費が高い | 年間50〜100万円が目安。国産高級車の2〜3倍以上 |
| リセールが悪い | 新車は3年で半額以下のケースも。中古から買えば話が変わる(後述の実例でリセール率75%) |
| 修理に時間がかかる | ディーラーが限られ、パーツ待ちで1ヶ月というケースも |
| それでも乗る価値は? | デザイン・サウンド・存在感に惚れた人の満足度は非常に高い |
結論として、マセラティは「後悔する人」と「満足する人」がはっきり分かれる車です。分かれ目は、コストと手間を事前に理解しているかどうかに尽きます。
なぜ「マセラティはやめとけ」と言われるのか
① 故障が多いという噂は本当?
- イタリア車全般にありがちな電装系の不具合
- エンジンやミッションの高額修理
- ディーラーが限られているため、対応まで時間がかかることも
正規ディーラーが国産車ほど多くないため、部品の取り寄せや入庫待ちで修理期間が長引きやすい点は、購入前に織り込んでおく必要があります。近年は品質が改善されていますが、国産車と同じ感覚で乗ると期待とのギャップが生まれます。
対策:信頼できる整備工場・専門ショップとの関係構築がカギです。購入先を決める前に「どこで診てもらうか」を先に決めるのが正解です。
② 維持費が高すぎる?年間コストの内訳
マセラティの維持費は、年間50〜100万円程度が目安です。内訳は次の通りです。
| 項目 | 年間コスト目安 |
|---|---|
| 任意保険 | 約20〜30万円 |
| ガソリン代 | 約20万円(燃費7〜8km/L) |
| 車検・整備費用 | 約20〜40万円 |
| タイヤ交換 | 4本で約30〜50万円 |
| 税金・自動車税等 | 約10万円前後 |
注意したいのはタイヤ代です。4本で30〜50万円は、交換サイクルによっては車検費用を上回ります。「買えるか」ではなく「毎年払い続けられるか」で判断してください。
③ 売却時のリセールが悪い?
- 新車価格から3年で半額以下になるケースもある
- 一部モデルを除き、リセールバリューは低め
- ただし「グラントゥーリズモ」や「MC系」などは人気があり例外的に強い
賢く買うポイントは「中古市場で型落ち・低走行車を選ぶ」ことです。新車で最初の値落ちを被るのが最も損失が大きく、そこを回避できれば損失は大幅に圧縮できます。
オーナー実例|グラントゥーリズモを2年所有した実際の収支
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 車両(グラントゥーリズモS オートマチック) | 800万円で購入 |
| 所有期間 | 2年 |
| 売却額 | 600万円 |
| リセール率 | 75% |
| 2年間の車両価値の目減り | 200万円(年間100万円相当) |
中古購入からのリセールで見ると、75%は意外と悪くない水準です。逆に言えば、新車から乗る場合の値落ちはこれよりはるかに厳しくなります。「マセラティはリセールが悪い」という話は、主に新車購入時の話だと理解しておくと判断を誤りません。
それでもマセラティに乗る価値はあるのか
圧倒的なデザイン性
フェラーリ由来のサウンドと曲線美。他車とは明確に異なる存在感があり、これは数値化できない価値です。
少数派の満足感とステータス性
街で見かける頻度が低く、所有していること自体が満足につながります。コストで割り切れない部分に価値を感じられるかどうかが、満足と後悔の分岐点です。
後悔する人・満足する人の違い
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| 後悔しやすい人 | 国産車と同じ維持費感覚で購入した/整備を任せられるショップを決めていない/新車で買ってリセールを期待した/年間50〜100万円のランニングコストを想定していなかった |
| 満足しやすい人 | デザイン・サウンドに惚れて買った/中古の型落ち低走行車を選んだ/イタリア車に強いショップと付き合いがある/維持費を趣味の予算として織り込んでいる |
オーナーが教えるマセラティとの正しい付き合い方
初めての1台におすすめのモデル3選
| モデル名 | 特徴 | 中古相場 |
|---|---|---|
| ギブリ(Ghibli) | 4ドアセダン。エントリーモデルだが迫力あり | 250〜500万円 |
| グラントゥーリズモ | 唯一無二の2ドアクーペ。音も官能的 | 400〜800万円 |
| レヴァンテ(Levante) | SUVモデル。実用性も兼ね備える | 450〜700万円 |
初めての方にはギブリ、もしくはレヴァンテを推奨します。実用性があり、日常使いでストレスが少ないためです。
購入前に必ずチェックすべき5項目
| チェック項目 | 見るべきポイント |
|---|---|
| ① 整備履歴 | ディーラー記録が残っているか |
| ② 駆動系 | タイミングチェーンやトランスミッションの状態 |
| ③ 電装系 | ナビ・パワーウィンドウなどの動作確認 |
| ④ 消耗品 | タイヤ残量・ブレーキパッドの摩耗 |
| ⑤ 保証 | 保証の有無。中古車なら延長保証も検討 |
特に①整備履歴と⑤保証は妥協しないでください。この2つが揃っていない個体は、購入後の想定外出費リスクが跳ね上がります。
マセラティの購入に関するよくある質問(FAQ)
Q. マセラティって本当に壊れやすいですか?
A. 近年は品質が改善されていますが、国産車と比較すればトラブルは多めです。特に電装系の不具合が報告されており、パーツ待ちで修理期間が延びることもあります。
Q. 中古で買っても大丈夫ですか?
A. むしろ中古のほうが合理的です。新車から3〜5年落ち、走行3万km以下の個体が狙い目で、保証付きを選ぶと安心です。
Q. 自分で整備できないと維持は無理ですか?
A. いいえ。ただしイタリア車に強いショップと付き合えるかが重要です。購入前に整備先を確保しておきましょう。
Q. マセラティの維持費は年間いくらですか?
A. 年間50〜100万円が目安です。任意保険20〜30万円、ガソリン代約20万円、車検・整備20〜40万円、タイヤ4本30〜50万円、税金約10万円という内訳になります。
Q. リセールが良いモデルはありますか?
A. グラントゥーリズモやMC系は人気があります。中古で購入した実例では、800万円で買って2年後に600万円(リセール率75%)で売却できたケースがあります。
Q. 一番失敗しにくい買い方は?
A. 「中古の型落ち低走行+整備履歴あり+保証付き」を、イタリア車に強いショップ経由で買うことです。この3点が揃えば、後悔する確率は大きく下がります。
まとめ|「やめとけ」の理由を理解した上で選べば後悔しない
- 維持費は年間50〜100万円。国産高級車の2〜3倍以上を覚悟しておく
- 故障リスクは電装系中心。整備先を先に決めることがリスク管理になる
- 新車のリセールは厳しいが、中古購入なら実例でリセール率75%というケースもある
- 初めての1台はギブリまたはレヴァンテが無難
- 整備履歴・保証・電装系チェックの3点を妥協しない
ランニングコストや信頼性に不安があるのは事実です。しかしそれ以上に、デザイン・サウンド・存在感に惚れた人は満足しています。「やめとけ」と言われる理由を理解した上で、それでも欲しいなら、それはあなたにとって“正解”の車です。
関連記事
- マセラティ グラントゥーリズモは後悔する?維持費内訳・実燃費・故障修理費・年式別中古相場を一覧表で検証|モデル別に金額を突き詰めたい方はこちら

