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自動車の加速性能はここ数年で大きく変化
ここ数年、自動車の加速性能は飛躍的に向上しています。特に、フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェ、マクラーレンといったトップブランドは、0-100km/h加速で3秒を切るモデルを次々と登場させています。
しかし、それ以上に驚異的なのがエレクトリックカーの進化です。電気モーターは瞬時に最大トルクを発生できる特性を持ち、テスラ・モデルSやモデルXといったセダンやSUVでも2秒台の加速を記録。従来のスーパーカーを凌ぐパフォーマンスを実現しています。
現在のところ、サーキットでのラップタイムではガソリン車が依然として優勢ですが、技術革新が進めば、EVがトップを占める日もそう遠くはないでしょう。
現在の最速モデルは日本の誇るハイパーカー、アスパーク・アウル
0-100km/h加速の最速記録を持つのは、日本のハイパーカー「アスパーク・アウル」。このモデルは1.69秒という驚異的な記録を持ち、従来の最速EVだったピニンファリーナ・バッティスタ(1.86秒)を破りました。
しかし、アスパーク・アウルの一般向けデリバリー状況が不透明なため、納車が開始されている車両ではピニンファリーナ・バッティスタが最速といえるかもしれません。今後、中国の新興メーカーを含め、新たな最速モデルが登場する可能性もあります。
0-100km/h加速ランキング
1秒~2.9秒
- アスパーク・アウル – 1.69秒(2023年)
- ピニンファリーナ・バッティスタ – 1.86秒(2022年)
- リマック・ネヴェーラ – 1.85秒(2021年)
- シャオミ SU7 ウルトラ – 1.89秒(2024年)
- 紅旗S9 – 1.9秒(未発売)
- テスラ・ロードスター – 1.9秒(未発売)
- アイオン ハイパーSS-R – 1.9秒(2023年)
- テスラ・モデルSプレッド – 2.1秒(2021年)
- ポルシェ・タイカン・ターボGT – 2.2秒(2024年)
- フェラーリSF90 XX – 2.3秒(2023年)
3秒~3.9秒
- ポルシェ911ターボSカブリオレ – 3.0秒(2016年)
- ランボルギーニ・アヴェンタドール – 3.0秒(2011年)
- 日産GT-Rニスモ – 3.0秒(2015年)
- フェラーリ488GTB – 3.0秒(2015年)
- ポルシェ911ターボS 991 – 3.2秒(2013年)
- ランボルギーニ・ウラカンLP610-4 – 3.2秒(2015年)
- シボレー・コルベット ZR1 – 3.2秒(2018年)
- BMW M4 CS – 3.2秒(2024年)
4秒~4.9秒
- ポルシェ911カレラGTS – 4.0秒(2015年)
- フェラーリF430 – 4.0秒(2004年)
- ジャガーXK R-S GT – 4.0秒(2013年)
- BMW M5 – 4.0秒(2014年)
- メルセデスAMG GT R – 3.6秒(2016年)
- ポルシェ911ターボ 996 – 4.0秒(2000年)
- フォード・フォーカスRS – 4.4秒(2017年)
- レクサスRC F – 4.5秒(2014年)
5秒~5.9秒
- アウディS3 – 5.0秒(2013年)
- ポルシェ911カレラ4 – 5.0秒(2012年)
- BMW M235i – 5.0秒(2014年)
- メルセデスAMG G63 – 5.4秒(2017年)
- ポルシェ・マカンGTS – 5.2秒(2015年)
- スバル・レガシィB4 – 5.3秒(2012年)
6秒~6.9秒
- レクサスIS350 – 6.0秒(2013年)
- ポルシェ・パナメーラV6 – 6.3秒(2013年)
- VWゴルフGTI – 6.4秒(2016年)
- スバル・フォレスターSTI – 6.6秒(2012年)
7秒~7.9秒
- VWシロッコTSI – 7.0秒(2010年)
- マツダ・ロードスター2.0 – 7.2秒(2015年)
- トヨタ86 – 7.4秒(2012年)
- スバルBRZ – 7.5秒(2012年)
8秒以上
- シトロエンDS4 – 8.0秒(2010年)
- レクサスHS250h – 8.3秒(2011年)
- フィアット500 – 12.1秒(2012年)
まとめ
ガソリン車でも2秒台前半の加速が現実味を帯びてきていますが、EVの進化には目を見張るものがあります。今後も加速性能の競争が続き、新たな最速記録が誕生することは間違いないでしょう。