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冷間時、ドライブポジションでアクセルを踏んでも1速から2速になかなか変速しないで、高回転でショックを伴って2速に入るとのこと。温間時は、普通の回転数で1速から2速になるものの、変速ショックが出るという症状です。

フォルクスワーゲンやアウディのオートマでは4速や6速での不具合は多く聞きますが、5速ATミッションの不具合については国内ではとても情報が少ないです。しかし、海外サイトを見てみますと、結構あるようですね。

ディーラーの診断は、ミッション交換で90万円コース。しかし、原因は、ほとんどがバルブボディの構成部品でありますソレノイドの不良ですので、ソレノイドを新しいものに交換することで治ります。

ソレノイドは全部で9個付いてますが、国内では1個約19000円もします。9個では17万円!!

しかし、海外から9個セットが安価に入手できたため、今回はATF、工賃含めて15万円で修理ができました。

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このミッションのバルブボディはミッションケースの前面、つまりラジエーターとの間にあります。ソレノイド自体は、バルブボディ装着のままで取り外しができますが、少々スペースが狭いため、難儀する箇所があります。

ソレノイドに繋がる配線のコネクターのプラスチックは、大抵劣化して、触るだけで割れてしまいます。コネクター自体はソレノイドの端子にカチッと止まるので、別にプラスチック部品は無くても問題ないですが、今回は新品ハーネスに交換しました。

ATFはかなり異臭を放ってましたので、2回入れ替えました。

結果、大変スムーズに変速するようになりました。

今回はソレノイド交換後に何もしないで大丈夫でしたが、ミッションコンピュータの初期化が必要な場合もあります。

 

さて、次はおまけのヘッドライトスイッチの修理です。

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ライトをつけると、フォグも同時に点灯してしまうとのこと。つまりフォグの切り替え部がショートしたかなんかでスイッチがしっかり切れてない状態です。

分解してみると、1箇所接点が焼けてました。これが原因ですね。

同じ車種やフォルクスワーゲン車であれば、おそらくこの部品は共通です。今回は同車種の中古品を取り寄せて、この部品だけ交換しました。

新品だと部品代だけで27,000円もするスイッチですが、中古でしたら3,000円程度です。交換工賃もいくらもしません。格安で修理ができました。

実施工場:M.Kファクトリー